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ステータスを決めよう!

とーこう!


ゲームに入るとそこは真っ白い部屋だった。

辺りを見渡すと椅子が一つある、そして自分の体がマネキンのようになっている事に気がついた。



「、、白い部屋とかtrpgかな?」

「それ、何人かも似たようなこと言ってましたね」

「うわっ!?」



気がつくと後ろには小さな妖精みたいなのが浮いていた。



「初めまして、チュートリアルサポートA I 03番のレミです。」

「ああはい、人間の16歳です。」

「ふふふ、そうですね、人間さん。」



わー可愛いー!ゆるふわな妖精だぁ



「それでは、まずはキャラメイクから始めさせていただきます。」

「よろしくお願いします!」


「まずは現実世界(リアルワールド)での体のスキャンデータを元に作成するとこになるので、既存のデータを使用するかスキャナースーツを使用し、体をスキャンしていただきます。」

「あ、、、 既存のデータ無いのでスキャンで」

「はい、すでにスキャナースーツは着ていらっしゃいますか?」

「はい」

「ではスキャンを開始しますーー」



スキャナースーツ、体をスキャン出来るVRヘッドセットに付属してついてくる服だ


服って言ってもまぁアレは、、全身タイツ、白色の全身タイツだ

お腹の辺りにVRヘッドセットの会社のロゴが入ってるせいでダサいじゃ済まないぐらいダサい

今は私も友達達も着ているので、今私の部屋には4体の全身タイツの不審者がいる事になる。

そう思うとめっちゃ嫌だな!?



「ーースキャンが完了しました。改めて増してキャラメイクを開始いたします。」



目の前の椅子が輝き、椅子に座った私そっくりのアバターが出現する



「これがあなたの新しい体になります」



レミが指を指すとアバターが立ち上がり、ペコリと頭を下げた

すると画面が表示され、色彩パレットが表示された、髪と目の色を変えられるのだろう。

そしてレミにハサミとライトを渡された



「、、?色彩パレットは分かるんだけどライトとハサミ?」

「このライトは光を当てた部分の髪が伸びる物です、ハサミは綺麗に切れるだけで普通のものです。」

「???」

「どうぞ」



またアバターが指差される。、、、え?



「、、、え?私がわたし(アバター)の髪切れと?!」

「はい」

「え?VRゲームはやった事無かったけど、普通はなんか画面にいっぱい種類が出てそれ選ぶんじゃ無いの?」

「はい、それは運営神さまがこの設定を最後の最後まで作らず、リリース1日前に急いで作ったからです。」



え、ええぇ!?そんなんで良いの!?



「女性の方の用で一応ヘアアイロンもありますが使いますか?」

「え、ああうん、もらいます」



リアルの方はいつもストレートのままなので、使い方だけは知っているヘアアイロンで毛先を軽く巻いてゆく。

ええ?マジでこんなんなの?コレが普通?

そう思いながらもキャラメイクを進めていく



「ま、まぁ、良い感じ?」



毛先が少し内側に巻かれた肩ほどのショートヘア、黒だった髪は落ち着いた茶色にしてみた。

そして頼んだら貰えたリボンで、左のもみあげを結んだ。

多分今の私はだいぶ可愛い、、カワイイよね?母は綺麗で元はいいんだし。



「では、次はステータスです」

「はーい」



ポンっと言う効果音と共にまた画面が表示された


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 PN(プレイヤーネーム): ーーーー    種族【ーー】




  HP:110/110

  MP:30/30 

 

  STR:0

  VIT :0

  INT :0

  AGI :0

  DEX:0

  LUC:0



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「あっ!ステータスだ」


「はい、まず種族を決めてください。種族は画面に表示された五種類(プラス)ランダムで選ぶと稀に出るその他10種類あります。」



画面に【人間(ヒューマン)】【犬獣人(ワーウルフ)】【猫獣人(ワーキャット)】【森守人(エルフ)】【地下人(ドワーフ)】と出てきた



「種類によって初期ステータスが違います。」



このゲームの能力値は《STR(攻撃力)》《VIT(耐久力)》《INT(知力)》《AGI(俊敏性)》《DEX(器用値)》《LUC(幸運値)》の6種類があり、

生産職は《DEX(器用値)》と《LUC(幸運値)》、プレイヤースキルに比例して作った物の品質が変わるそうだ。


そして種族によって初期ステータス値も違うらしい


他種族より全合計値が少し高い人間(ヒューマン)

INT(知力)が低くSTR(攻撃力)が高い犬獣人(ワーウルフ)

VIT(耐久力)が低いがAGI(俊敏性)が高い猫獣人(ワーキャット)

STR(攻撃力)VIT(耐久力)共に低いが INT(知力) がバチボコ高い森守人(エルフ)

AGI(俊敏性) がかけらもないがVIT(耐久力)DEX(器用値)が高い地下人(ドワーフ)


この5つ以外にも、ランダムで出るレア種族にもステータスに違いがあるらしい。



「あの、何で人間だけ少し強いんですか?」

「それは人間種を選ぶ人を少しでも多くしたいからですね」

「ああ!」



たしかに強さ同じだったらいつもと違う種族を皆選ぶよな



「まぁとりあえず、強いなら私は人間で」

「了解しました。ではさらに30ポイント分の能力値を振ってください。」

「はーい」



あ!忘れる所だった、妹にサブで薬師をしろと言われてたな、DEX(器用値)LUC(幸運値)に多めに振る、後は、、



「やりたいジョブとか決めてないし、もうSTR(攻撃力)に全部入れるか」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


PN(プレイヤーネーム): ーーーー    種族【人間(ヒューマン)




  HP:110/110

  MP:30/30 

 

  STR:9

  VIT :0

  INT :0

  AGI :0

  DEX:11

  LUC:10



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「次はジョブです。」

「うわ!?」



バッっと沢山のジョブが書かれた画面が出てくる

やばい情報量が、、全部読む前に文字酔いしそう。



「もうコレはランラムにします。」

「わかりました、サブジョブの方もランダムでよろしいですか?」

「あっ、サブジョブは、薬師で。」



こうして決まったジョブも見ずに私は『次へ』を押した



「さて、最後に、、貴女の名前。この世界での名前はなんですか?」

「うーん、、、」



決めてなかったな、、本名はアサヒだが、、うん、そうだ!私の名前はーー



「⦅ヒナタ⦆私、いやわたしはヒナタです。」

「了解です。コレでキャラメイクは終わりです」

「レミさんありがとうございました!!」

「こちらこそ、この世界での良い生活をお祈りさせていただきます。」



そして、私は世界に旅立つのだった。


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