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猛犬の散歩だー!

ブックマークありがとうございます!

作者、、頑張りますわ!





「すいませーん!お願いしまーす!」

「、、、」

「?すみませーん」

「あ?、、、うーす」

「、、、」



受付で2枚とも依頼用紙をわたす。受付の眠そうなお兄さんは『都会の深夜コンビニの若いバイト店員』ぐらい態度が悪く、依頼の確認などもろくせずにチンタラ発注のはんをおした、ちょっとこれはイラつく。



「ぅーぃ、これが書類っス」

「、、、ありがとうございます。」



書類を受け取り、早足でドアに向かう

こいつと一緒の空気を吸うのは一刻も早く辞めたい、さっさと建物を出よう



「ふ〜外の新鮮な空気!」


ピコン


《クエスト:【犬の散歩】【フルーメン川の清掃】を発注しました。》



アナウンスが流れる、アナウンスなんて初めて聞いた!



「よーし!依頼をやるぞ!」



まずは散歩の方から行こうかな?新しく受け取った書類には、依頼を出した家の住所が書いてあり、その場所にまではステータスのマップが導いてくれる。便利!



「えーと、ここがこうだから、、、ここを曲がって、、おぉ!」



噴水広場に近い位置にある目的地の場所は豪邸と言っていい屋敷だった。目の前には鉄柵の門がある

このいかにも金持ちそうな家の家主なら犬の散歩の依頼に2000円出しそうだ



「えーと、あ!これベルか!」



門に備え付けられたベルを鳴らす。すると家の中からこの家のの住人らしきマダムと、付き添いらしき侍従さんが出てきた。



「あら、こんな可愛い子が何用で?」

「何でも屋ギルドからお宅の愛犬さんの散歩の依頼を受けて来ました!」

「まぁ!モモちゃんの散歩をしてくれる人ね!さぁさぁこちらに!」



とても穏やかでいいマダムだ。わたしは案内されてだいぶ立派な犬小屋にきた、



「モモちゃ〜ん!新しく散歩をしてくれる人よー!」


グルルルル(あ゛ぁん?)ルル!!ウ゛ゥゥ!ガウぁ!(テメェなにもんじゃあ)!」ガシャン!


「わ〜!すごい大きい!大型犬の子なんですね!」

「そうなのよ〜可愛いでしょ!モモちゃん!散歩してくれる人なんだから唸っちゃだめでしょ?」


う゛ゥゥゥぅぅ(お前にされるッ!)!!!グルルルゥゥゥ(散歩なんてねぇええ!)アッ!!!!(」



例のモモちゃんは、首輪が地面に固定された体長110センチほどのシェパードだった。

何故かわたしに向かって殺すとばかりに牙を剥き出し唸りまくって居る。




「じゃあ、可愛いお嬢さん!モモちゃんのお散歩よろしくね?リードとか玩具とかは、モモちゃんの家の裏にある倉庫にあるから!」

「はい!」

「グルルルル!!」



さーてと、、、



「グルルルルァアウ!グルルウァアアアウ!!」

「、、イエーイ☆モモちゅあ〜ん」

「!、、、ウ゛ゥゥゥウウウ!グルゥアアアアア!グルゥアアアアア!アウアウアウアウアウ!!」



、、やっべぇ切れちゃった!?好奇心でつい煽ってしまった、般若みたいな顔で怒っていらっしゃる

コレもう、激おこプン(ビッグバンテラおこサ)プン丸最終(ンシャインヴィーナス)形態レベル14(ベルキレキレマスター)位まで来ちゃってるわ



「あー、うん。ごめん!」

「グルゥアアアアア」



とりあえずは仲直りからしないとなぁ、リードの届く範囲(攻撃射程距離内)に入った瞬間噛み殺されそう



「これは長いバトルになりそうだ、、、ん?バトル、、、」



そういや犬って群れのカーストがあるんだよなぁ

なんか一度わたしが勝てばわたしが上ってことにならないかなぁ。



「やってみるかぁ!」






***






「ーーーおるぁああああ!!いぬっころぉおおおお!!!」


「ぅうううう!ワンワンワ(クソ人間がぁああ)ン!!」


「やめろぉぉはなせぇぇ!私が勝つんだああああ!!うりゃあああああああ!?!?」


「ワンワンワンワンワ(こっちのセリフだぁあ)ン!」



相手は人様の犬なので傷つけないように武器は無し(そもそも持ってない!)そしてレッツバトル!


まず地面からリードを外すのを3デスしながらも外した

次にリードが無くなったことで走り回って噛み殺そうとして来るモモちゃん相手に激戦!30は死んだ。

で、凶悪鉄板投げことフリスビー、器用にフリスビーを投げ返すモモちゃん、やく17デス


そしてただいま綱引き中(5デス)、マジでがっつり運動してます!




「はぁ、、はぁ、、やるなぁ!」

ガルルルル!(お前もなぁ!)



勝てはしなかったが、2時間以上のバトルによって

わたしとモモちゃんはお互いにお互いを認めて会えたようだ

さて、次は何で戦うか、、


そんなことを考えているととマダムが来た



「ふふふ!モモちゃんたのしそうねぇ、散歩前の準備運動も程々にね〜」

「あ!」

ワン!?(そういや⁉︎)



そういえばコレ散歩の依頼だったわ!?



「モモちゃん、、、散歩、、行くか」

ガウウ、、(仕方ねぇな、、)






***






「うぉぉおおおお!!すっげぇええ!!!!」

「ワンワンワンワン!!」



すごい速さで町を駆け抜ける、今わたしは、、モモちゃんの背に乗せてもらっている!

散歩中、急にモモちゃんが「乗れ」と言ってきたのは驚いたし、モモちゃんに乗るのは不安だった、でも!



「すっごい楽しいいい!!!!」

「ワンワンワンワンワンワンワンワン!!!!!!!!!!」



ファンタジーだからか、モモちゃんは自分より大きいわたしを軽々と乗せて走っている


そのあと、町中を走り回って徐々に速度を落とし、モモちゃんとわたしはお屋敷(モモちゃんの家)に帰った



「、、ふぅ」

「、、、ハァ!ハァ!ハァ!」


「あらぁ!二人とも!すっかり仲良くなって!、、、お散歩、ありがとね!」




ピコン


《クエスト:【犬の散歩】をクリアしました。》



「!クエストクリア」

「貴女のこと、気に入ったわ!また依頼を受けて頂戴!」

「はい!また来ます!」

ワン!(また来いよ!)



わたしはお屋敷の門から出て、広場に向かう。

コレでクエストクリアか、また受けれるみたいだしモモちゃんに会いに行こうかな!



「よっし!次の依頼もさっさと受けよう!」








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