ミストラルプリンセス Wiki風味その2
なんでか知らんけど興が乗ったらしいので書けたw
ミストラルプリンセス血統表
◆ 繁殖成績
ミストラルプリンセスが出産した産駒は全部で12頭。
繫殖成績は極めて優秀で、産駒12頭のうち11頭が重賞勝ち馬になっている。
産駒の中で唯一、重賞を勝てなかったゴールデンアロー(父 ブロークンアロー)も、2勝馬なのにGⅠレースで2着が7度もあるという、ちょっと訳が分からない成績を収めていたりする。
なお、ゴールデンアローは父であるブロークンアロー同様に、シルバーコレクターの異名を授かって、ファンからは絶大な人気を誇っていた。
GⅠ勝ち馬は産駒12頭の中で5頭。この5頭でGⅠを72勝という、頭のおかしな数のGⅠを勝利しているのだから、もう開いた口が塞がらない。当然、ぶっちぎりで断トツの世界記録である。
また、GⅠ未勝利の産駒7頭も、ベルベットボイスを除く6頭には、GⅠ2着の実績がある。
日本国内のGⅠに至っては、ミストラルプリンセスの産駒が勝ってないGⅠレースを探すほうが確実に早いであろう。
中央競馬では、J・GⅠを除いて、産駒が未勝利のGⅠレースは、高松宮記念、スプリンターズS、朝日杯FS、この3つだけである。
そして、日本国内の牡馬クラシック三冠と牝馬三冠、産駒がこの両方の三冠を達成した繫殖牝馬は、ミストラルプリンセスが唯一である。
また、凱旋門賞とドバイワールドカップ、ブリーダーズカップクラシックを違う産駒で制している繫殖牝馬も、ミストラルプリンセスだけであるし、BCクラシック、BCマイル、BCF&Mを別々の産駒で制しているのも、ミストラルプリンセスだけである。
もちろん、繁殖牝馬としてミストラルプリンセスの記録は、産駒の通算勝利数、重賞勝利数ともに世界一であり、それぞれの記録がギネスブックに登録されている。
まさに、日本が世界に誇る最高の名牝といえるサラブレッドが、ミストラルプリンセスであろう。
ミストラルプリンセスが高齢になってから出産した8番目以降の産駒からは、GⅠを制覇する産駒が出るまでには至らなかったが、それでも5頭とも最低でも重賞を7勝以上勝利しているのは、特筆に値するであろう。
また、ミストラルプリンセスが晩年に産んだ11番目の産駒であるシンデレラストーリーと、最後の12番目の産駒であるブレイクスルーも、GⅠこそ未勝利に終わったが、それぞれGⅡ大将として、また迷馬として愛される馬であった。
なにせ、シンデレラストーリーは、芝でもダートでも非根幹距離である1400メートル戦では滅法強く無敗を誇り、全13勝中11勝を1400メートルで勝利しているという、一風変わった馬であった。
その分、1400メートル戦以外では善戦止まりが多くて、あと一歩のところでGⅠ勝利には届かなかった。
そして、ミストラルプリンセス最後の産駒であるブレイクスルーは、ナイスネイチャの有馬記念で3年連続の3着という記録を破り、有馬記念で4年連続の3着という珍記録を競馬史に残し、アイドルホースとして並みのGⅠ馬以上の人気を博した。
ミストラルプリンセスは、アンサイクロペディアに嘘の成績を書かせなかった、数少ない馬として知られている。
その他の馬も、ミストラルプリンセスの産駒だったりするのが、もうね…
この一族ってチートなの? 確実にチートだろう!(確信)(Wikiは個人の感想を書く場所ではありませんので、後日編集される可能性があります)
◆ 産駒の特徴
ミストラルプリンセス産駒の特徴として、極めて健康で丈夫なことがあげられる。
12頭の産駒が全頭無事に競馬場デビューをしたことからも、その頑丈さは容易に想像できるであろう。
そして、競走中や競走後に故障したと報告された産駒は存在しない。また現役中に屈腱炎の発症や骨折をした産駒も存在しないという、故障が常に付きまとうはずである、現代サラブレッドとしては異例の出来事であった。
これには、ミストラルプリンセスに種付けをした種牡馬がすべて、5代以内アウトブリードだったことも影響していると思われる。
ちなみに、ソエや熱発にフケ等でレースを回避したことはあった。(アングルショットの阪神JF回避を参照)
また、ミストラルプリンセスの産駒は、母親に似て馬体が小さいことが特徴として知られている。一番大きかったのは牡馬のヴィクトリーロード(父 サクセスストーリー)で、それでも馬体重は、458kgが最高であった。
牝馬のベルベットボイス、コートダジュール、プリンセスミラージュに至っては、母親と同じく300kg台の馬体重しかなく、現役時代に400kg台の馬体重に乗ったことは一度もなかった。
ミストラルプリンセスの産駒は非常にタフでもあり、出走回数が一番少なかったプリンセスストーリーでも20回出走しており、一番多く出走したのがゴールデンアローの41回であった。
そして、全12頭の産駒の平均出走回数は29.8戦であり、平均勝利数は14.6勝である。
これは、産駒のほぼすべてが重賞勝ち馬ということを考えれば、他の重賞勝ち馬の平均よりもかなり多い出走回数といえるであろう。
また、産駒が重賞を勝利した距離は、1200メートルから3600メートルと幅広く、産駒の距離適性は父系や気性に左右される向きもある。
しかし、3600メートルのステイヤーズSを4度制したオープンスカイや、1400メートルのGⅡを勝ちまくったシンデレラストーリーは、どちらかといえば例外の部類であろう。
産駒は本質的には、1600メートル~2500メートルまでが適性距離の産駒が多かった。
ミストラルプリンセスは産駒に自身の優れた競走能力と、丈夫でタフな馬体と環境の変化に物怖じしない精神力を上手く受け継がせている。
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◆ 産駒成績
1 ミストラルクイーン 南法風公 牝 栗毛 父 ウイングレッド
厩舎 美浦・藤枝金吾 馬主 庭野環希HD
戦績 23戦19勝
(GⅠ)桜花賞・優駿牝馬・秋華賞・エリザベス女王杯・大阪杯・ヴィクトリアマイル・天皇賞(秋)・ジャパンカップ・ドバイターフ・コックスプレート・香港カップ
(GⅡ)金鯱賞・札幌記念・毎日王冠・チューリップ賞・ローズS
(GⅢ)フェアリーS・札幌2歳S
引退後・繫殖牝馬
2 ゴールデンアロー 黄金箭 牡 栃栗毛 父 ブロークンアロー
厩舎 美浦・藤枝金吾 馬主 庭野環希HD
戦績 41戦2勝 GⅠ2着7回
引退後・種牡馬
3 プリンセスストーリー 公主故事 牝 鹿毛 父 サクセスストーリー
厩舎 美浦・藤枝金吾 馬主 庭野環希HD
戦績 20戦16勝
(GⅠ)阪神JF・桜花賞・秋華賞・マイルCS・香港マイル×2・ドバイターフ×2・ヴィクトリアマイル・安田記念・ジャックルマロワ賞・BCマイル
(GⅡ)チューリップ賞
(GⅢ)紫苑S・アルテミスS
引退後・繫殖牝馬
4 オープンスカイ 開闊天空 牡 栗毛 父 スカイファントム
厩舎 美浦・藤枝金吾 馬主 庭野環希HD
戦績 39戦14勝 GⅠ2着5回
(GⅡ)青葉賞・神戸新聞杯・ステーヤーズS×4・阪神大賞典×2・日経賞・京都大賞典×2
(GⅢ)ダイヤモンドS
引退後・種牡馬
5 ダウンザライン 外一直線 牡 鹿毛 父 ウイングレッド
厩舎 美浦・藤枝金吾 馬主 庭野環希HD
戦績 25戦25勝
(GⅠ)ホープフルS・皐月賞・東京優駿・菊花賞・ジャパンカップ×3・有馬記念×3・天皇賞(春)・宝塚記念・天皇賞(秋)・ドバイシーマクラシック・プリンスオブウェールズS・キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS・凱旋門賞
(GⅡ)東スポ杯2歳S・弥生賞・セントライト記念・阪神大賞典・オールカマー・フォワ賞
(GⅢ)札幌2歳S
引退後・種牡馬
6 アングルショット 鋭角拍攝 牝 栗毛 父 ウイングレッド
厩舎 美浦・藤枝金吾 馬主 庭野環希HD
戦績 22戦17勝
(GⅠ)NHKマイルC・東京優駿・コックスプレート・香港カップ×2・ドバイターフ×2・クイーンエリザベスⅡ世カップ・ブリーダーズカップフィリー&メアターフ
(GⅡ)札幌記念×2・中山記念×2
(GⅢ)サウジアラビアRC・共同通信杯・毎日杯
引退後・繫殖牝馬
7 ヴィクトリーロード 勝利之路 牡 栃栗毛 父 サクセスストーリー
厩舎 美浦・藤枝金吾 馬主 庭野環希HD
戦績 29戦26勝
(GⅠ)UAEダービー・ケンタッキーダービー・プリークネスS・トラヴァーズS・ブリーダーズカップクラシック・ペガサスS・サウジカップ・ドバイワールドカップ×2・かしわ記念×2・帝王賞×2・南部杯×2・JBCクラシック×2
・チャンピオンズC×2・東京大賞典×2・川崎記念・フェブラリーS
(GⅡ)サウジダービー・JBC2歳優駿
引退後・種牡馬
8 ベルベットボイス 絹艶美声 牝 鹿毛 父 グルコサミンボイス
厩舎 美浦・藤枝金吾 馬主 庭野環希HD
戦績 34戦12勝
(GⅡ)日経新春杯・目黒記念×2・アルゼンチン共和国杯・ステーヤーズS×2
(GⅢ)ダイヤモンドS×2
引退後・繫殖牝馬
9 コートダジュール 蔚藍海岸 牝 栗毛 父 ブロークンアロー
厩舎 美浦・藤枝金吾 → 美浦・大河内翔馬 馬主 庭野環希HD
戦績 28戦9勝 GⅠ2着2回
(GⅢ)クイーンC・ターコイズS・愛知杯・小倉大賞典・中山牝馬S・マーメイドS・クイーンS
引退後・繫殖牝馬
10 プリンセスミラージュ 蜃気楼妃 牝 鹿毛 父 スカイファントム
厩舎 美浦・大河内翔馬 馬主 庭野環希HD
戦績 27戦10勝 GⅠ2着1回
(GⅡ)エンプレス杯・レディスプレリュード
(GⅢ)フラワーC・紫苑S・中山金杯・エプソムC・新潟記念
引退後・繫殖牝馬
11 シンデレラストーリー 璃鞋故事 牝 鹿毛 父 サクセスストーリー
厩舎 美浦・大河内翔馬 馬主 庭野環希HD
戦績 32戦13勝 GⅠ2着5回
(GⅡ)京王杯2歳S・フィリーズレビュー・阪神牝馬S×2・セントウルS・スワンS・阪神C×2
(GⅢ)根岸S・プロキオンS・函館スプリントS
引退後・繫殖牝馬
12 ブレイクスルー 突破躍進 牡 栗毛 父 ブロークンアロー
厩舎 美浦・大河内翔馬 馬主 庭野環希HD
戦績 38戦12勝 備考・GⅠ2着4回・有馬記念4年連続3着
(GⅡ)弥生賞・セントライト記念・AJCC・金鯱賞・札幌記念・京都大賞典・京都記念・日経賞
(GⅢ)京都2歳S・鳴尾記念・函館記念
引退後・種牡馬
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ミストラルプリンセスの最高傑作は、どの産駒か?
この話をし始めると、ダウンザライン、ヴィクトリーロード、ミストラルクイーン、プリンセスストーリー、アングルショット、この5頭のGⅠ馬それぞれが素晴らしすぎる競走成績を残しているため、百家争鳴で議論が尽きることはない。
筆者は居酒屋で、それぞれが推す馬の違いで殴り合い寸前まで議論が発展した。
お酒を飲んでの競馬談義は、ほどほどに……。(Wikiは個人の日記ではありませんので、後日編集される可能性があります)
ちょっと産駒成績を盛り過ぎたかも知れない… でも、反省はしない(キリッ
もしかしたら勝利数とかの数字に間違いがあるかもしれない…
気が付いている読者の方も多いと思いますけど、新作の一部にミスプリが登場していますw
【異世界から帰ってきた妖精さん、地球で配達屋(仮)を始める。】
この作品の19話と20話にミスプリの後日談が載ってますので、まだ読んでない読者の方は下にある作者のマイページから飛べますので、よろしければご覧ください。