表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

僕は君の為なら、何だって出来るよ!

作者: 七瀬



『僕は君の為なら、何だって出来るよ!』


...そんな事を私に言う男がいた、、、!





でもその時の私はとってもひねくれていてそんな風に言う男が信じられなかった!




それまでに私に言い寄ってくる男は、、、?

本当に口だけで実際には、何もしない男ばかり!

何かこれといった、大きな事を一回も最後までやり遂げないくせに、、、!


偉そうに私に言ってきたり、自慢話をしてくる!


『俺は何にも怖いもんなんかないからな~なんかあったら? 俺が助けてやるよ!』

こんな事、自慢げに私に話してたくせに超ビビりで、、、!


私が、ちょっと怖い話をしただけでビビッてたじゃん!



他にもいたのは、、、?


『オレは何だって出来るんだよ! 凄いだろう~!』


そんな事言って、、、何やっても失敗ばかりして、、、!

言ってる事と、やってる事が違い過ぎるじゃん!!!



私は、こんな男たちばかり見て来たから、この人も信用してなかった!



私の名前は 『楠見 ひより』22歳の大学生、夜は居酒屋でバイトを

している、、、!



彼の名前は 『猪野 春樹』22歳で、彼とは同じ大学で知り合う。



彼は私にこう言った、、、!


『僕は君の為なら、何だって出来るよ!』

『じゃ~今から私に着いてきて!』

『えぇ!?』



私は如何にも高そうなジュエリーショップに彼を連れて来た、、、!


『このネックレス前から欲しいな~と思ってたんだよねぇ~

猪野クン、私に買ってくれない?』

『...えぇ!? 37万円? ごめん、今すぐは無理だけど必ず買うよ!』

『別にいいよ! 買えないんでしょ? 無理しないでね!』

『......』




この時の私は、彼が絶対に買えないだろうと思って適当に選んだ

ネックレスを金額も見ないで言っただけ、、、。


これぐらいしないと、、、?

私の事を諦めてくれないと思ったからだ!

それに、どうせ彼は【噓つき】なんだと思っていたし、、、。



でも彼は、半年後、、、。


『ひよりちゃんに渡したいプレゼントがあるんだ!』


...そんな事を言ってきた!

私はすっかり自分で言った事を忘れていた、、、!


『はい! これ!』

『えぇ!? なにこれ?』

『ひよりちゃんが欲しかったモノでしょ! 買ってきたよ! すこし遅くなった

けどね、、、!』


...彼はそう言うと、少し照れて顔がほんのり赤くなっていた、、、!



私ははじめて、自分で言った事を実行に移す男性と出会えた!


『あのね? 春樹くん! 私、春樹くんと付き合いたい!』

『...えぇ!? ホント!?』

『うん!』



こうして、私たちは付き合いだしたのだけど、、、?

彼の、【僕は君の為なら何だって出来るよ!】って言葉が少し怖くなってきた!

本当に春樹くんは、私の為にしてしまうから、、、。




でも今は、春樹くんと付き合えてとっても幸せ!

こんな人は! 他にはいない!!!


『はじめてこんな人に出会えた事が私にとっての宝物だよ!』






最後までお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ