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最終話:黒船来航・そして暴れん坊将軍は伝説となる

 さて、日ノ本は天下泰平であったが、その太平は突如破られた。


「ハハハ、ニホンの皆さん!”

 我がグレートなブリテンが

 貴方の島を植民地にしてあげますよ」


 イギリスがそう言って唐突に攻め入ってきたのだった。

しかし、攻めた場所が悪かった。


 イギリスが攻めたのは薩摩半島の薩摩藩の領域であった。


「HAHAHA・所詮東の端の島の黄色い猿ね」

 イギリス軍が薩摩に上陸しようとするとそこには防塁が設置されていた。


「HAHAHA、無駄無駄無駄ー」


 そう言って防塁に近づいた英国の上陸部隊を妖怪首おいてけの群れが襲った。


「クビオイテケ」

「クビオイテケ」

「クビオイテケ」

「クビオイテケ」

「クビオイテケ」

「クビオイテケ」

「クビオイテケ」

「クビオイテケ」


 そしてあっという間に上陸兵に近づくと刀で次々に切り伏せていく。


「タイショウクビ!」

「タイショウクビ!」

「タイショウクビ!」

「タイショウクビ!」

「タイショウクビ!」

「タイショウクビ!」

「タイショウクビ!」


 彼らは特に階級の高そうなものに狙いを定め死を厭わず、突っ込んで来ては士官の首を取ってそれを掲げる。


「テキショーウチトッタリー」


 一方イギリス軍は逃げ惑っていた。


「ひ、ひい、な、なんだ、なんなんだこいつらは!」


 そして、イギリス兵は恐慌に陥りながら上陸艇まで逃げていった」


「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」


 彼らは甲冑をつけたまま海を猛スピードで泳ぎ上陸艇に乗り込むと兵士を片っ端から斬り殺していく。


「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」


 そして沖合の本体の艦にも甲冑姿の武士が次々に海の中から舷側をよじ登って船に上がってくる。


「ひ、ひい、助けてくれー!」


 しかしそんなことをお構いなしに船内を蹂躙する妖怪首おいてけ達。


「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」

「マテ、クビオイテケ、ナア」


 そしてやがてその報告が江戸の吉宗のところに届いた。


「おのれ、エゲレスめ、許さぬ!」


 吉宗は江戸城をエドショーグンのソラエドジョーに変形させるとイギリスまで飛んだ。


「エゲレスよ、日の本を舐めるでないわ!」


 ソラエドジョーが着陸すると、その中から無数の妖怪首首おいてけがエゲレスに上陸いsた。


「クビオイテケ」

「クビオイテケ」

「クビオイテケ」

「クビオイテケ」

「クビオイテケ」

「クビオイテケ」

「クビオイテケ」

「クビオイテケ」


 そして吉宗はエドショーグンをリクエドジョーに変形させる。


「ゆくぞ、究極江戸城キーック!」


 エドショーグンが空高く舞い上がると、バッキンガム宮殿へキックを叩きつけた。

そしてその後日ノ本へ攻めようと考える国は現れなかったという。


 今日もお江戸は日本晴れ。

というわけでこれで終わりです。

読んでいただいた皆様ありがとうございました。

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