大☆阪☆旅☆行 第2幕
U○Jに着いた。
「さて?まずはジェットコースターじゃね?」
「いやお化け屋敷」
「ミ○オンのショー」
「ゲーセン」
はい。1人異常な妖狐がおりました。
ていうか意見合わねー。
「よし!じゃあじゃんけんで決めようよ!」
凛にしては名案だ。
「「「「最初はグー!!」」」」
……俺氏じゃんけん最強説www
俺がじゃんけんで一人勝ちした後、凛がやっぱり3回戦と泣きついて来たから3回戦やったら。
「全部俺一人勝ちとか」
笑いを堪えながら言うと。
「うぅ……私絶叫系苦手なのに……」
「じゃお前乗らなきゃいいだろ」
「確かに!」
「イヤッハーー!」
「わああああああ!!」
ジェットコースターに乗った俺を楽しそうだと思ったのか、凛も乗りたいと言って来たから2回目乗ったら。
「うぅ……なんで乗っちゃったんだろ……酔った……気持ち悪い……」
「復活!」
早っ!?まだ酔ったとか言い出して2分ですが!?
「じゃ、次はお化け屋敷ね♪」
ああー。母さんお化け屋敷行きてぇとか言ってたな。
「え!?ええー?」
こいつそういやお化けも苦手だった。
……この小説の作者ホラーも書いてんのになんでお前お化け苦手なんだ。
「じゃ凛来なけりゃいいじゃねーか」
「確かに!お兄ちゃん天才!?」
……凛ってバカだなぁ……
「……よくこんなんでまともにお化け屋敷としてやってられるな」
「「ええっ!?」」
父と母はお化け屋敷で腰が抜けました。
「そ、そんな怖かったの!?」
凛が引き攣った顔で聞いてくる。
「いや別に」
「「ほんと怖かった!」」
俺と両親が対照的な反応を同時に返す。
「ど、どっちなのよ……」
「なんであんなので怖がれるんだって言うぐらい」
「じゃ、じゃあ私も入ってみようかな……」
「わ、私は嫌よ?」
「お、俺も……」
父さんと母さんは言われなくても来なくていいです。邪魔だから。
「じゃ、行こーぜ。凛」
「う、うん……」
「う、うぅ……ひっく……うぅ……」
「寄るな。気持ち悪い」
出てくる頃には、泣きじゃくった凛にしがみつかれた状態になっていた。
これがカップルだったらまだマシだ。
……凛だから最悪。
なんか周りの男子が羨ましそうに見てくるんだが。
凛、意外とロリ系美少女だからか?
なんか凛のクラスメイトは凛のことをそう言ってるみたいだし。
チラリと凛を見る。
俺にはそうは見えねぇけど。
はい。健二には凛は美少女には見えないらしいです。
ま、内情を知ってるからかな。
分かります。すっげぇ分かります。
……妹いないけど。
それじゃ!また次回!