4A-G PROBOX
「幽夜、居るか?」
「あ、悠樹、いらっしゃい」
「工場借りてもいいか?」
「兄さんに聞いてくる、ちょっと待ってて」
「頼む」
数分後
「使っても良いよ」
「サンキュ、さてと、ちゃっちゃとやろっかな」
「ん?プロボックス?」
「そうだよ、中古で買ったんだけど、元のエンジンが調子悪くってね」
「載せ替えるの?」
「うん、一応応急処置として101の4A-GELUを載せるんだけど」
「いや待て、何で4A?」
「ん?同じ直4だからってのがひとつ、もう一つはFFだから」
「お前らしいよ、まぁ頑張ってくれ」
「パワーは確か、あ、260PSだ」
「はぁ!?見た目と中身が矛盾してる!!」
「そう?普通だと思ったんだけどなぁ」
「悠樹、やっぱお前変だよ」
「そんな事言われたことないからなぁ」
「お前の周りがどんだけ可笑しい奴らかって事じゃね?」
「あぁ、そうなるか」
「そうじゃなきゃ可笑しいから」
「それもそうだよな」
青年作業中
「よし、後は構造変更申請だせば終わりだ」
「上手く載ってる、純正じゃないのにキモい具合に違和感ない」
「純正の6速マニュアルもゴッソリ突っ込んだからある意味コレはスポーツバンだな」
「見た目の割に速いって訳な」
「そう言う事」
.....To be continued