C35Aヨーロッパ
「兄さん、この車分かる?」
「ロータスヨーロッパだな」
「結構古い?」
「かなり古いな、こんなのウチの工場にあったんだ....」
「レストアしてみる?」
「良いけど?(何か企みでもあるのか?)」
「俺のやりたい様にやってもいい?」
「お前がやりたいならやれ、俺は何も言わん」
「ありがと兄さん」
青年作業中
数日後
「幽夜?....ん?カバー掛かったままじゃねえか(カバーを外す)!?」
「兄さん、おはよ、やっと完成したから試運転を頼もうと思ってたところなんだ」
「エンジンは何積んだんだ?」
「ん?俺にしては珍しいブツだよ?(エンジンカバーを開ける)」
「こ..これは、C35A!!」
「昨日車買い替えに来たお客さんがもう乗らないからパーツ取りにして使ってくれって言ってKA9持ってきたから昨日のうちにエンジンと補機類ぶち込んで、今日の早朝に完成させた」
「ホンダのV型を載せるとかお前は相変わらずアホだ」
「まぁ乗ってみてよ」
「お前がそう言うなら仕方ねぇな」
青年運転中
「何だよこれ、パワーあるな」
「でしょ?ウィングターボをブーストアップして突っ込んだんだよ」
「お前な、パワーはどれくらい出てるんだ?」
「ざっと330かな?」
「ノーマルより速い上にこんな軽いFRPのコイツに載せるとかやっぱ可笑しいわ」
「軽くて速いがモットーだから」
「おいおい、俺はまだ死にたくねぇんだ」
「エアバッグ付いてないから事故ったら即死だよ?」
「やっぱな、..!!(321km/h)」
「あ、言い忘れてた、今の状態だと340km/h余裕で行くから」
「何怖いことサラっと言ってんだお前」
青年帰宅中
「見た目の割に凶器だなコイツ」
「走る殺人兵器だもん」
「オイイイイイイイイイイイイ!!」
「エアバッグないし、ガラスFRPだし」
「最後の一言一番やばいよ!!」
「軽さを求めた結果だよ、兄さん?」
「いや、ドヤ顔で言われてもな」
「まぁ、こいつは首都高攻める為に作ったから普段は使わないけど」
「その方が絶対良いだろうな」
.....To be continued