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悠兎の過去

「兄さん」


「幽夜、どうした?」


「この車いつ納車したの?」


「あぁ、コレか、こいつはつい先日だよ」


「俺の居ない間に新しい車を買うなんて何か後ろめたいことでもあるの?」


「ねぇよ、S15が乗りづらかっただけだ、ヴァリエッタは別だぞ?」


「ヴァリエッタはタマ数少ないから持ってても損はないけど、維持費どうすんの?」


「ん?会社の経費から差し引いてるよ?」


「それでも足りてるってオチ?」


「ご名答」


「兄さんのその有り余った金は一体どこから出てくるの?」


「軍隊をやめた時にいろいろあってな、まぁ本当の意味での軍資金って訳よ」


「何で辞めたんだっけ?」


「俺の幼馴染が戦場で事故に遭って、俺も精神と肉体的にダメになってな..」


「ゴメン、聞いた俺がバカだった、聞くんじゃなかった」


「人間生きてりゃ色んなことがあるさ、でも嫌な事を避けては通れんのだよ..嫌でもな」


「その事まだ気にかけてるの?」


「うん、あの事故以来ずっと植物状態のままなんだ」


「ぇ....」


「4年間ずっとな」


「そうなんだ、何かゴメン」


「大丈夫さ、お前が居れば今はそれでいいし」


「何か困ったことがったら俺に言ってよ、弟としてフォローしていきたいし」


「幽夜、やっぱお前は世界でたった一人の大切な弟だ」


「兄さん、俺も一緒だよ」


「....悠兎..」


「え!?」


「今のって」


「アイツ、目覚ましたのか」


.....To be continued

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