「始まり」
普通の大学生である渚空は夏休みに実家に帰った。部屋を掃除していると、小さい頃にやっていたゲームを見つける。ゲームの名は「endless waltz」このゲームは基本的に自由度の高い仕様であり、最終目標は世界征服である。青年も小さい頃に相当やりこんでいた。
主人公キャラとして
種族:片翼の天使
を使い、青年はその下にNPCであるが自分で制作可能であるオリジナルキャラクターをつくりプレイしていた。
久しぶりの思いでそのゲームを起動させたとき
この物語は始まる。
この物語は完璧な厨二病作品です。出来るかぎり面白くするつもりなので、頑張ります!
気軽にコメントくださいね。
黒というのはなんと素晴らしい色だろうか?最近よく考えることだ…黒は良い。まるで私の心を映し出しているようだ。
おっとこれは失礼…私の名前は…あるにはある。しかし、君たちに話しても理解出来ないだろう。何故かって?それは 、簡単だ。君たちは、黒を愛していない。真に黒を愛した者のみこの名前を知ることが出来る。
…失敬、では本題をこれから始まる物語は黒を愛する物語である。
夜である。夜空は雲一つなく全てを塗りつぶしてしまうほどの黒色である。夜空には赤い星ともう一つ青い星が浮かんでいる。今回の物語の主人公の覚醒は突然であった。覚醒したのは偶然かそれとも必然なのか…真実を知るものは一人もいない…。
「はっ!」
一人の青年が突然声をあげた。
(何だ!何が起きている!ここはどこだ!)
青年は混乱していた。第三者から見れば不審に思うほど青年は混乱していた。
ここで青年がとった行動…それは走ることである。一秒でも早く隠れられる場所に…
この時何故青年このような行動をとったのだろうか…もしかすると第六感が働いたのかもしれない。
「はあはあ。」
青年は大木の下に身を隠しながら息を切らした。短い時間が過ぎ,少し頭が冷えたのだろうか。青年は冷静に考え始めた。
(ここはどこだろうか?何があった?いや待て。冷静に考えろ……)
青年はまずは冷静に辺りを見回した。するといろいろなものが見える。さまざまな種類の草木が繁っている。そして草木の向こうになんだろうか?透明なしかし空の星の光に反射してとても幻想的だ。しばらく見とれていると、違和感に気づく。
初めて見た筈なのに知っている…いや分かる。あの透明なもの、違う<ヴァルキリー>の全てが分かる。
とここで青年は呟いた。
「起動」
その瞬間透明なものが現実化する。一言でいうとそれは城だ。凄まじい、圧倒的な存在感がそこにあった。全てを拒む城壁、そして城壁の上に備わっている砲弾それが無数に配置されている。
「オレは知っている。知っているぞ。」
青年は呟く。
そして紡ぐ。
「浮上」
瞬間…地響きがなり始める。立っていられない。青年は思わず膝をついた。
ここでやっと青年は気づいた。辺りの風景がずれていくことに。そう。浮いている!この辺りが一変に浮上している。「ヴァルキリー」はある程度まで浮上すると停止した。…