嫌われは加速する
「弱い?この、俺が?半魔術師ごときがイキんなよ」
「だーかーらー、半魔術師舐めんなって言ってんの」
こいつ、ガチで半魔術師舐めすぎでは?
「クソが!と言いたいとこだが、まぁいい。俺が本気をだせば貴様なんぞ、虫けらに過ぎん」
こいつ…負けフラグ立てるの上手すぎやしないか?
「なら、俺もまだ魔具使ってねぇーぞ」
「使っても使わなくても関係ねぇーよ!」
そう叫ぶと奴は炎を集め巨大な炎の巨人を作り出した。
「そうだ、お前確か『巨炎』の…」
「今更知ったところで遅いんだよ!」
奴は炎の巨人を操り殴りかってきた。
今思えばすげぇーデケェな。ま、関係ねぇーけど。
「!?消えっ」
今度はしっかり気絶するように…。
「おらよ!」
「がはっ」
うん、今度はいいあたり。
「倒したのはいいが…こいつ、どうしよう」
そろそろ魔術協会の依頼報告も近いしな、そんときに渡すか。それまで俺の部屋の地下に拘束しとくか。
──────────
水を取りに行ったら俺の飯がゴミ箱に捨てられてたんだが…俺の…俺の金が…最近依頼少なすぎて金欠なのに…
「あっれれー?ご飯が何故ゴミ箱に捨てられてるんだろうなぁー?」
コイツがやったのか…
「ダメだよー、せっかく作ってもらった料理なのにww」
周りの奴もグルか。笑ってるし。
「はー、やっぱコンビニにしとくべきだったか。それよりそこのクズ…食べ物は粗末に扱っちゃいけねーな」
「クズ?それはお前だろ?さっさと出ていけよ、私達の学園から」
「はいはい、そーですか」
俺はそう言って食堂をあとにした。
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