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動き出した

奴が動き出した。

奴は魔術を使い、改造された人間を学園に解き放った。

俺は拳と脚を使いそいつらを制圧した。


「人がいない旧校舎の方に…魔術師がいないか確認したのか…計画が完璧に上手く行くようにするためか…という事は俺の存在は気づかれたな」


この魔術…パッと見は物体魔術っぽいな。


物体魔術…魔力に実態がある物を魔力に覚えさせた魔術。

例えば包丁を覚えさせたら包丁を作り出す魔術、包丁の性質を使う事が出来る魔術などを使用することが出来る。

多分この場合だと自分の人体構造を覚えさせて人体改造の魔術を使用したと予測できる。

ちなみにもう一つ魔術が存在する。


概念魔術…実態がないものを魔力に覚えさせた魔術。

例えば時や不幸、幸福、熱や空間なんかもそのうちの一つだ。概念魔術を魔力に覚えさせる方法はいくつかある。

その中でも基本なものは感じること。熱だったら熱を感じ続ければ魔力が勝手に覚える。

物体魔術も同様でその物体を片時も離さず持っている事で魔力がその物体を覚える。

概念魔術は覚えさせるのがとても難しいのだ。


だから概念魔術の可能性は少ないな。


そんな事を考えながら俺は寮へと戻る。


「うわぁー、変態が来た…」


「早く出てけよ」


俺は今嫌われている。

俺の経歴の強姦がバレたのだ。

魔術協会が俺の経歴を消してくれたのだが流石なバレたようだ。


「強姦ねぇー。弁明もさせて貰えないのか」


早くあいつぶっ倒してこの学園から出ていきたい。


バチッ!


魔術の気配!校庭からか!


俺は校庭に向かった。




────────────




「魔術を使って奴を炙り出すねぇ。もうめんどくせぇからあいつらぶっ殺すか」


手から出した火の塊を生徒に向ける。


「やめておけ」


奴は俺の言葉を聞いた瞬間俺の方に手の平を向ける。

俺は相手の腕を上方向に弾いた。


「認識阻害の魔具少し出し遅れたが、まぁ気づかれていないし大丈夫か」


「お前が例の魔術師か」


「いや、俺は魔術師ではなく半魔術師だ」


「なんだぁ、魔術が使えない雑魚かよ。ならさっさと終わらせ…」


俺は相手の懐に入り顔面をぶん殴った。


「がはっ」


「半魔術師をナメるなよ」


「クソがクソが!俺の火で燃やして…」


俺はおもいっきし踏み込んで前に進む。


「速っ」


相手は咄嗟に火で防御をした。

だが俺の拳はその火を吹き飛ばし相手の顔面に入る。


「ん?これで仕留めるつもりだったが少しズレたか」


そういえばこいつ、どっかで見た事あるような。


「クソがクソがクソがクソがクソがクソがクソが!この俺をコケにしやがったて!」


俺はニヤつく。


「弱いのが悪いんだろ」




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