第5話
「ちょっと早かったかもなぁ〜」
家を出たのはいいものの少し早く出てきてしまった。
喜田高校の他の生徒もちらほらいるのが分かる。
「あぁ〜いつもなら2人で登校してるのに少し寂しいな」
俺はそんな事を呟きながら通学路を歩く。
もうすぐ学校という所で莉乃を見つけた。
「うっ莉乃がいるバレない用に行こっと」
俺は歩くスピードを少し遅めて歩いた。
あいつが見えなくなったので今までどうりのスピードに戻して歩き始めた。
あっという間に学校に着いてしまった。
学校に着くと俺は下駄箱に行き自分の室内用の靴に履き替え教室に向かった。
教室に入ると生徒が片手で数えれるほどの人数しかいなかった。
「やっぱり早かったかなぁ〜もう少しゆっくりしとけや良かった」
とりあえずドアの前でずっと立ってる訳にはいかないので自席に座った。
自席に座って教科書やらノートなどを机に入れて準備をしていると黴雨が教室に入って来たのが分かった。
「今日は黴雨友達と来てたんだ」なんて心で思いながらもカバンをロッカーに入れてまた席に着いた。
席に着いて窓の外をボーッと眺めていると誰かが手を振っているのが見えた。
俺は手を振っているやつの事をよく見ると舞だった。
俺は勢いよくポケットにしまってあったスマホを取り出し舞に電話した。
「ちょっお前何で学校の前まで来てんだよ!」
「会いたくなったので来ちゃいました!」
「会いたいから来たってお前学校はどうした?」
「今日は学校の創立記念日なので学校はお休みです」
「なんだズル休みして来たのかと思っちゃったじゃねえか」
「そんな不真面目ではありませんので!」
「とゆうか何でこれがいるクラスが分かったんだ?」
「えっ〜とですね登校してる学校の生徒に聞きました!」
「生徒って誰に聞いたんだよ!」
「えーっと確かつゆ?とか言う子でしたよめちゃくちゃ可愛かったです!」
「お前今黴雨って言ったよな」
「はいそうですけど?お知り合い何ですか?」
「あぁ俺の幼なじみなんだ」
「亮くんにお…幼なじみが居るとは」
「いつも一緒に登校するんだけど昨日喧嘩したからな」
「い…一緒に登校!!」
「なんだよいきなり大きな声出して」
「あっすみません少し取り乱してしまって」
「なぁもう切っていいかそろそろ朝の会が始まる時間だから」
「もうちょっと話したいですけど亮くんが怒られてはいけないので分かりました」
「じゃあ」
はぁ〜朝からなんでこんな事なんなきゃいけないんだよ。
俺は電話を切って窓の外を見ると舞が帰って行くのが見えた。
いきなり来られてたら困るなぁ学校が終わったらもう1回電話して注意しとかねぇと。
俺が舞と電話を切って少しすると担任が教室に入って来て朝の会が始まった。
※
あぁ〜やっぱり今日も亮くんかっこよかった
いきなり来ちゃっけど迷惑だったかな?
迷惑だったらちゃんと謝っとかないと。
それよりつゆって言う子まさか亮くんの幼なじみだったとは。
もしかして亮くんとそういう関係になってたりして!
そんな事ないか昨日喧嘩したって言ってたし。
とにかく亮くんが学校終わる時間になったらまた来よ。
どうもmikiです。
第5話も読んでいただきありがとうございます(。ᵕᴗᵕ。)
投稿するのが少し遅れてしまいました。
なかなか書く気が起きなくて
そしてカクヨムでも投稿を初めました!!!!
なろうと同じペンネームで投稿してます。
まだ1話しか投稿してませんが徐々に投稿して行きますので是非そちらの方も読んでいただけるとありがたいです。https://kakuyomu.jp/works/16816452218258214895
カクヨムのリンクです。