1話 僕、目覚める
少し書き直しました。
ああ…痛いなぁ…
「詩音兄(兄ちゃん)!」
血が止まらない…僕…死ぬのかな…?まぁ、鈴と響を守れたからいいか。そう考えていると意識が無くなった。 こうして僕こと神代 詩音の18年の人生は終わった。
…う~ん、ここでこの子の人生終わらせるのは面白くないなぁ……よし!あとはお願いね~邪神君♪
・・・・・・
「エ…ィ…エディ!大丈夫か!?」
…声が聞こえる…エディって誰?そう思い目を開けてみると、美少年が僕を見下ろしていた。
「…えっ?」
「エディ!良かった…もう目を覚まさないかと思った…どこか痛いところはないか?」
美少年は僕に怪我がないか聞いてくる。見たところ僕より年下のようだが…
「(え、えぇと…)誰…?」
そう彼に聞くとびしりと固まった。…あっ、これ聞いたらいけなかったんじゃ…
「…父さぁぁぁん!母さぁぁぁん!エディがぁぁぁ!!」
突然叫びだし、彼はあちらに走っていった。やっばりだめだったんだ…。そう思いながら身体を起こすといつもより目線が低いことに気づいた。
「ん?」
疑問に思い自分の身体を見てみると手も足も6歳ぐらいの子供のものだった。
「は?」
混乱し辺りを見てみると、見たことない街が目の前に広がっていた。
「…これってまさか…転生?」
鈴、響。どうやら僕は転生してしまったようです。