第七十話
どうも最近時間がもっと欲しい朝廷です。
それでは第七十話スタートです。
しばらくすると黒い煙と一緒にイルカルラがやって来た。
ハルさんはいきなり現れたイルカルラに驚いて少し警戒しているようだ。
「この人は何者なんですか?」
「こいつは俺の友人のような者だ。イルカルラ来てくれてありがとう。」
「私来た瞬間に貴方に友人のような者って言われてるのだけど酷くない?ねぇ酷くない?」
「それについてはすまないイルカルラ。でも今は君の力が必要なんだ。どうか力を貸してほしい。」
「……まぁ貴方には色々と借りがあるしそれぐらい良いわよ別に。でも終わった後に紅茶ぐらい用意しなさい、良いわね?」
「それくらいなら喜んで。」
よしこれでイルカルラの協力を仰ぐ事が出来た。
よし次だ。
イルカルラは戦場の下見。ハルは民の誘導と兵士たちへの連絡をしている間にクローズにフレンドコールで連絡をとる。
【クローズ
今から大きなイベントが起こる。この事を掲示板とかで色々な奴に伝えてほしい。いい成績を残したら豪華景品もあるって言って良い。時間はゲーム内時間で6時間後、場所は水晶鋼の渓谷の大きな岩の前集合だ。】
このフレンドコールを送って少しすると
【セン
何をするのかは分からないが了解だ。今から4時間で出来るだけ人を集める。詳しい説明とかはよろしく頼むぞ。】
という返事が返って来た。
流石頼りになる俺の親友だ。
俺は集まった精霊達のところに行って【剣精霊の丘】に送る作業を始めた。
そして4時間後岩の前には大量のプレイヤー達がいた。
皆俺の姿をみた後に隣にいるイルカルラをみて驚いているみたいだ。
プレイヤーの中には何時もの面々や、ノーデスさんの姿も見ることが出来る。
もう村の中にいる人達は全て避難させ残っているのはハルとその配下の500人だけ。
その全員も今のこの光景を見て驚いているようだ。
そして時間になる。
俺はクローズに頼んで買ってきてもらったマイクのような魔法具を使って話始める。
「この度は集まってくれてどうもありがとう。知ってる人も知らない人もいると思うがアレンだ。今回集めたのは他でもない今ここにいる土の精霊王ハルのところに攻撃を仕掛けてくるところがあったその数一万。」
一万という数字に皆驚いているようだ。
「相手の軍を率いているのはハルの弟子のユキ。彼女は人と間を置こうとしたハルの教えを無視し、人の世界をも征服しようとした。ハルはその弟子を倒すために半年間努力をし、そして今日を向かえる。故に君達に頼みたい。彼女を救ってはくれないだろうか。」
頭を下げると周りから困惑しているような声が聞こえる。
「確かに無償でやってもらおうとは思ってない。今回一位になった者にはあるアイテムと情報をやろう。君達にとって俺の知ってる情報はかなり貴重なものみたいだからな。」
今回の褒美を伝えるとプレイヤー達はかなり困惑している様だ。
しかしそれが落ち着くと皆褒美の大きさに騒ぎ始めた。
「さてここで降りるのだったら王都に帰ってくれ。確かに今回は戦力差が大きすぎるだが……」
俺はここで【人化】の一部を解除しイウを構える。
背中に翼を生やして後ろを振り向く。
「だが手伝ってくれるというのなら勝利を約束しよう!」
俺が言うと一瞬の静寂。
その後に大きな歓声が上がった。
イルカルラを見ると笑みを浮かべていた。
その笑みは獰猛な肉食獣のような物だった。
ハルを見てみると目に涙を浮かべている。
そしてこちらを見ると近づいて来て聞いてくる。
「貴方はどうしてここまでしてくれるのですか?普通なら目も向けないような事件だというのに……」
「それは俺が助けたいからだ。俺はもう誰も助けられない何て事にはなってほしく無いんだ。」
そう言うと彼女は笑みを浮かべている。
さて決戦まで後2時間。
自分なりに色々と準備を進めるとするか……
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