第六十八話
どうも耳掻きが見つかった朝廷です。
結構嬉しいです。
それでは第六十八話スタートです!
さていきなりですが問題です。俺は今何処にいるでしょうか?
正解はあの城の地下牢でした!
今はイウも取り上げられてかなり困った状態です。
うん、どうしてこうなった!
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さてこの状態からどうするか……
「おい!何か答えないか!」
もう一人の男も俺にそう聞いてくる。
手が静かに武器のほうに伸びている。
ここで一気に片付ける事もできるがこの後ここの主に話を聞くことも考えると穏便に事は済ませたい。
「俺は怪しいものではない。ここの主に謁見したいのだが!」
そう伝えると彼らは余計に顔をこわばらせて、
「貴様奴らの仲間か!」
と尋ねてくる。
俺は奴らといううのが分からず聞き返すが彼らは有無を言わせずに俺を土で囲んでここまで連れてこられた。
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これが俺がここに連れてこられた経緯だ。
この牢屋も土の牢屋も壊そうと思えば壊せたがやはり後のことを考えて壊さなかった。
だから誰のせいでこの牢屋に入っているかというと俺のせいっていうのも間違いじゃない。
そんなことを考えているとあの時の男が俺の前にやって来た。
「何のようだ。ここから出してくれるのか?」
「姫様がお呼びだ。早く出てこい!」
そう言うと男は俺を引っ張り出してくる。
姫ってことはこの場所の主的存在なのか?
それよりも……
「おい。イウは無事なのか?」
「イウ?あの剣の事か?あの剣は特殊な方法で保管してある。」
特殊な方法か……だから【念話】も届かないのか?
その後は特に話もせずに腕に繋がった縄をその男に引っ張られ城の中を歩く。
城の中は豪華絢爛な城というよりかは防衛の為の城って感じがする。
壁には武器がかかっており必要最低限の装飾しかされていない。
さてこれと先程の男の言葉を合わせて考えるとここは誰かから襲撃を受けておりその為にかなり装飾を減らして武器を多くしているのだろう。
で、俺はその襲撃犯の仲間と勘違いされたと……
うーん。襲撃犯は今度あったら潰すとしてさて姫様が話の通じる人だと良いんだけど。
俺は気づくと大きな白い扉の前にいた。
男がその扉を叩くと中から声が聞こえてくる。
そのまま男が入っていく。
「失礼します。不審な人物を連れてきました。」
「お疲れ様。それでその不審な人物とは……」
中に入ると一人の女性がこちらを向く。
女性は姫と呼ばれても遜色ないドレスを着ている。
手に黄色の指環を着けており首からは俺が着けている剣精霊の証の紋章違いみたいなネックレスを着けている。
彼女は机で事務仕事をしていたようでペンを置いてこっちを向いてくる。
「もしかして貴方……精霊王なの?」
「あぁ俺は剣の精霊王アレンだ。今回は近くに精霊が出ると噂があった場所に来てみたのだがいきなり捕らえられてしまったんだが。」
隣にいる男は俺の顔を見て目を白黒している。
「それで貴女は?」
「私はこの隠れ里で皆の主をしている元土の精霊王ハルです。」
元土の精霊王か……
「元ってことは今違うのか?」
「えぇまぁ色々ありまして……それにいつまで貴方はその縄を持っているのですか!」
そう叱責された男は急いで縄を放すとこちらに頭を下げてくる。
「大変申し訳ありません!精霊王様と知らずに捕らえてしまって!」
「いやそこは気にしてないがそう言うのならイウを持ってきてくれないか?」
「は、はい!」
そう頼むと男は走りながら部屋を出て何処かに向かっていった。
「それで今どうなっているんだ?」
「はい?」
「今この場所は襲撃を受けているんだろ?俺だったらそれをどうにか出来ると思う。だから教えてくれ今どうなっているのかを。」
「ど、どうしてそれを。」
「この城の雰囲気とさっきの男の言葉で分かった。俺は少なからず迷惑をかけたみたいだからなその分くらいは働かせてくれ後他に話もあるしな。」
そう伝えると彼女は少し悩む素振りをしてこう返してくる。
「来られたお客さまに物を頼むというのも変な話ですが貴方がそう言うのならお話させていただきます。」
さてどんな内容なのかな?
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