第六十七話
どうも耳掻き無くした朝廷です。
お気に入りだったので少し悲しいです。
気を取り直して第六十七話スタートです!
さてあの場所から移動してもう少し奥にやって来た。
大体前回クローズと一緒に見かけた場所の近くだがさているのかな?
「居ないですね……マスター」
「あぁそうだな……イウ」
「それにしてもさっきは驚きましたね。」
「あぁあいつらがまた襲ってくるなんてな……」
今回はまだ対処できる強さだったがあいつらの持っていた属性無効の指環……
今後はそういう敵も出てくるかもな……
「マスター」
「ん?」
「ありがとうございます。」
「いきなりどうしたんだよ?【人化】の事ならもう」
「いえ。この世界で生きていると言ってくれて嬉しかったんです。」
そう言うイウは優しい笑顔を浮かべている。
「そ、そうか……」
「それにマスターはある意味私の家族ですから。」
ゑ?
「えっとそれはどういう?」
「ですのでマスターは元々私が存在した剣に宿る剣精霊で私はその剣の疑似人格。と言うことは兄妹の関係になりませんか?」
「い、言われてみれば確かにそうだな……」
最近は種族がコロコロ代わってそう言うことも忘れてた。
今となっては龍だもんなぁ……
「だからこの姿である意味あってるのかも知れませんね。」
「うーん俺としては少し恥ずかしい感じがするけどな。だってそうだとしたら俺は妹にずっとマスターって呼ばせてたんだろ?」
「なら今から呼び方変えますか?お兄様とでも……」
「止めてくれイウ。多分色んな意味で疲れる。」
そう返すとイウはクスクスと笑っている。
その姿は最初の頃からかなり変わってると言える。
まぁ今まで色々あったからな……
だけどこの弄り癖は誰に似たんだろうか……
「マスター?」
「ん?どうしたイウ?」
「いえ、少し考えてる顔をしてらしたので。すみません、少し悪ふざけが過ぎました。」
どうやらイウは俺が少し気にしてるとでも思ったらしい。
「大丈夫特に気にしてないさイウ。だけど呼び方は今まで通りの方がしっくりくるかな?」
「はい、マスター!」
力強く返事をしてくるイウの後ろに人型の光があった。
その人型はふよふよと漂っているだけだったが俺が見ていることに気づいたのか飛び上がってスピードを出して飛んでいく。
「イウ!」
「は、はい?ってマスター!?」
俺はイウの手をとると急いでその光の後を追う。
その人型の光はすぐ近くにあった大きい岩にぶつかるとその中にすり抜けて入っていった。
俺はその後を【霊体化】を使って入っていく。
この状態のイウでも装備という認識だったようで一緒に【霊体化】している。
大きい岩の中は空洞になっておりどんどんと下に落ちていく。
俺は空中で翼を広げてゆっくりと下に降りていく。
「光を追いかけて穴を落ちていくってアリスか俺は。イウ大丈夫か?」
そう言いイウを見ると顔を青くしている。
そしてそのまま剣の姿に戻ってしまった。
「マ、マスター。加速するときは声をかけて下さい。あの状態だとモロに衝撃を受けるみたいで気持ちが悪いです。」
「そうだったのか……すまないイウ。」
「いえ、謝罪は不要ですマスター。そしてそろそろ一番下に着くみたいですよ。」
そう言われて下を見てみるとかなり遠くにあって見えなかった床がかなり近くになっていた。
俺は翼をたたみながら降り立つ。
降り立ったところから周りを見渡して見ると、洞窟のようになっており前方の方に光が見える。
俺はその光の方向に走り出す。
暗闇で距離が掴みづらかったがかなり早くその光にたどり着いた。
どうやらそこはこの洞窟の出口のようで光はこの穴から漏れていたみたいだ。
俺はゆっくりと外に出てみる。
するとそこには綺麗な花やら川やらが広がっており真ん中には剣精霊の丘にあるような大きな城がたっている。
周りを岩に囲まれていて上から日光が差し込むってことは多分普通の行き方でいけなくそれこそ空を飛んで上から見ないと見付けられないようになっている様だ。
まぁ【魔力瞳】で上を見上げると外からは見えなく更にかなりの攻撃を弾く結界が張ってあった。
何度も何度も張り直されている様だ。
下の方を覗きこんで見ると真ん中の方にあの人型の光が複数人あるのが確認出来た。
多分あれが精霊の前の妖精なのだろう。
しかし少し夢中になって見すぎた様だ。
気が付くと後ろに気配を感じた。
振り向くとそこには鎧をきた大柄の羽を生やした男が二人立っていた。
「おい!怪しいものそこで何をしている!」
さてどうするかな……
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