第五十六話
どうも最近コンビニのうどんの汁を捨てるところが無くて一気飲みした朝廷です。
しょっぱかった。
それでは第五十六話スタートです。
「ここです。着きましたよアレンさん。」
その場所をよく見てみると塔で戦った面子が揃っていた。
「あ、お帰りレンレン。遅かったねって後ろの人達は……」
「あ、紹介するよ。1番前にいる赤い鎧の人はみんなも知っての通りアレンさん。」
「皆さん久しぶりですね。初めての人は初めまして【炎帝】のアレンです。」
俺が挨拶すると塔で会った皆はこちらを見て会釈をしてくる。
一部の人はこちらを見て少し疑うような視線とあからさまな敵意を向けてきた。
「次にこちらにいる青っぽい服を着てる女の人がカレンさん。」
「【魔女】のカレンよろしく。」
そうカレンが紹介すると男達の視線の大体が集まりそれと同時に俺たちに対する敵意の視線も強くなった。
あとプリムラさんがとても真剣な目でカレンのことを見ている。
同じ魔法型同士感じるところがあるのだろうか。
「最後にこの重鎧の人がトールさん。」
「紹介の通り俺はトール。【速壁】のトールだ。よろしくな!」
最後のトールが自己紹介するとあの敵意がさらに強くなった。
というか二人とも二つ名そんな感じだったのか……
それにしてもそろそろこの敵意も気持ち悪いな……
【マスター】
【ああ大丈夫。すきを見て離れるか……】
「えーっとアレンさん以外も黒ランクなんですか?」
「そうだよ。二人とも黒ランク。今回はギルドからの依頼でこのダンジョンの調査に来たんだ。」
「じ、じゃあ良かったら戦いのコツとかも教えて欲しいんですけど良いですか?」
「あ、プリムラだけずりぃ俺も俺も。」
そう言いながら塔で戦った面子はこっちに話しかけてくる。
俺はその話をしながら少し前に決めたハンドサインで二人に抜け出すことを伝えた。
二人も薄々察していたのか「了解」と返してくる。
俺はすきを見てレン君に「そろそろお暇させてもらうよ。」と告げると、申し訳なさそうな顔をしながら「すみません」と言ってきた。
そして俺たちは別れを告げながらその場を離れようとする。
しかしその時
「ちょっと待てよ。」
と声がかかった。
後ろを振り向いてみると何人かのプレイヤー達が立っている。
「どうしたんだい?」
「違うだろNPC。何か御用ですか人間様だろ。」
あ?
「お前らも何機械相手にマジになってんだよ。こいつらはただのNPC。この世界は所詮ゲーム、偽物だ。それに大体おかしいだろどうしてNPCの方がプレイヤーより強いんだよ普通プレイヤーが強くてそれにNPCが頼るってのが普通だろ。さらにこいつ女に負けてんだぜ。【炎帝(笑)】だよな本当に。」
こいつは何言ってんだ?
「だからさあお前ら強いんだろ。ちょっとお前らと戦ってみろよ。」
「お前らいい加減に……」
「断る」
「は?」
「断るって言ったんだ。そもそも俺たちにメリットがない。」
「メリット?何言ってんだお前逃げんのか?」
「どう解釈したらそうなるんだ。確かにお前ら異人は死んでも生き返ることができるだろうが俺たちは死んだら終わりだ。」
「それがどうかしたのか?NPCが死んだところで何も変わらないだろ。って言っても分からないか。」
「【フレイムフォール】」
そんな風にしゃべってい途中でそのプレイヤー達が炎の穴に落ちていった。
「ごめんアレン。我慢できなかった。」
「いや構わない。カレンがやらなかったら俺がやっていた。」
そうその魔法を放ったのはカレンだったのだ。
トールも見てみると顔が怒りでかなり怖くなっている。
「すまないレン君。空気を壊してしまったみたいだ。これ以上我々がいても空気が悪くなるだけだろう。
お暇させてもらうよ。」
俺達はその場所から静かに去る。
ぼーっと突っ立ってるレン君達を置いて。
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