第五十話
どうも朝に無理矢理起こされて少し不機嫌な朝廷です。
本当に誰かに起こされるのって苦手なんですよね……
気を取り直して第五十話スタートです。
「ええっと……」
現在いきなり頭を下げられているアレンです……
これはどうしてだろう?ってあ、
称号【龍】……龍という証。
竜や、龍人には神として見られる
これのせいか……
だとするとこの人は龍人って事になるけど……
「もしかして貴方って龍人ですか?」
「は、はい!その通りでございます!」
やりづらいな……
「あのーそろそろ頭を上げてもらっても良いですか?」
「た、大変申し訳ございません!」
だぁー!もう!
この後30分くらいかけてようやく普通に話せるようになった。
あの後洞窟の中に案内されて今は石で出来た机を挟んで座っている。
「それで結局今日はどんな用事でこられたのですかアレン様?」
「今日はカイさんの紹介で強くなりたいんだったらここに行けと言われて……」
「カイがですか……確かに私はあいつに剣を教えてた事もありますけどもアレン様に教える事はないと思いますけど……」
「俺実は最近龍になって【龍剣】とか色々な力を手にいれて……だけど力だけ手にいれてその扱い方がまだ全然上手くいかないんです。だからその技術を貴方に教えて欲しいんですお願いします!」
俺は立ち上がり頭を思いきり下げた。
「そんなやめて下さい!頭を下げられても困ります。」
「強くなりたいんです!」
「分かりました、修行はつけますからせめてどうして強くなりたいのか教えてください。」
「負けないためです。」
「はい?」
「負けないために強くなりたいんです。」
「……強くなったとしても負けることはありますよ。それでもそれを踏み越えてまで強くなりたいんですか?」
「はい。勿論です」
そう言うと溜め息をつきながら立ち上がる。
「ついてきて下さい。」
すると洞窟の奥のほうに歩いていく。
それについていくと吹き抜けになって空を見ることが出来るところに着いた。
「ここは?」
「武道場と呼んでるところです。さて、まず今のアレン様がどれだけの力を持っているのか試させてもらいます。」
「……分かりました。」
「それでは【白狼流】雲海参る!」
「【炎帝流】アレン行きます!」
そう言うとカイさんの元師匠……雲海さんは腰にさげていた刀を抜きこちらに走ってきた。
その刀をイウで防いで切り返そうとするが隙がない……
「強い……」
これは今まで戦ってきた人のどの人よりも強い。
【気】のLVが上がって相手の気が見れるようになったがこの人は一切見れない。
今までどんなモンスターや、人を見ても気があったしかし無いという事は……
「隠してるのか……」
「ほぅ気が見えるのですか。確かに気が見れるのは相手の戦力を測る事が出来ます。【鑑定】みたいに偽造出来ませんしね……ですがそれは2流まで1流からは気は隠すものですよ。」
俺はその話を聞きながらも光を集めていた。
【人化】一部解除
俺は羽を生やし尾を出して突っ込んでいく。
そして目の前で集めていた光を解放する。
「防ぐとか……嘘だろ……」
その間に尾とイウで攻撃したが全て防がれた。
「目潰しの光ですか……まぁ読みやすいですねそれと私もそろそろ本気で行きますね【龍剣】」
「くっ【龍剣】!」
相手が【龍剣】を使って来たからこちらも【龍剣】を使ってしまったが……
【イウ時間は大丈夫か?】
【はい。今回は2度目で更に一部とは言え【人化】を解いてるので前回よりも遥かに余裕があります。】
【なら行くぞイウ!】
【はい!マスター!】
「アレン様も【龍剣】をお使いになられるのですね……なるほどまぁ強さは大体分かりました。確かにスペックに比べて幾分技術と知識が足りないかと。その不十分な【龍剣】を使っているようですし。」
「不十分?」
「はい。なので本当の【龍剣】を見せてあげましょう。」
【 】
そうなにかを唱えた瞬間俺の体は宙を舞っていた。
「何が……」
薄れ行く意識の中で声が聞こえた。
「今は眠って下さいアレン様。起きたら修行をつけますから」
あぁそれは嬉しいな。
そこで意識が途切れた。
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