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第四十九話

どうも最近知り合いの小さい子が来て死にそうな朝廷です。

どうして小さい子ってあんなに元気なんでしょうね?

今も縄跳びを一緒にしろとせがまれてます。

さて一遊びしてあげますか……

それでは第四十九話スタートです。

さて、ギルドへの報告も終わりお金も入り時間も良い感じの時間になったからようやくカイさんに渡された紙の中を見る事が出来る。

その紙にはこんな事が書かれていた。

【クレノ村近くトレイル山。山頂近くの洞窟の中】

なるほど?ここに行けば強くなれるのか?

それにしてもクレノ村っていうのはどこにあるのだろう……

「すみません。」

俺は今出てきたばかりのギルドに戻って受付にいた人に話しかけた。

「はい。どうされました?」

「クレノ村までの地図が欲しいのですが……」

「クレノ村までの地図ですね。えーっとはい。こちらになります。貸し出しの場合は100G。買い取りの場合は300Gになってます。」

「それじゃあ買います。」

俺は300Gを払ってその地図を買い、ギルドの外に出た。

「ありがとうございました。」

ギルドの人はそう言って送り出してくれた。

地図を見てみると王都から北の方向にある関所のすぐそばのところにあることが分かった。

さて普通に歩いていくか……

【空は飛んでいかないんですか?】

【うーん。確かに空を飛んで行くのは楽なんだけど、途中のモンスターも倒して経験も積んでいきたいからな。】

【マスターがどんどん武道派になっていく……】

そんな人をクローズみたいな脳筋と同じにしないでほしい。

まあこんな話をしながら俺の足はそちらの方に向いている。

道中で出てきたモンスターはトレントや狼などが出てきたが一番めんどくさかったのはこのモンスターだ。

【シャープビークホーク】Lv25~30

状態普通

【飛行】【嘴術】【鷹の目】【風魔術】【呼びかけ】


【嘴術】

嘴を使うために必要なスキル。

【鷹の目】

遠くまで見通せるためのスキル。

Lvが上がれば上がるほど見通せる範囲が広がる。

【風魔術】

風を使う魔術を使えるようになるスキル。

【呼びかけ】

自分が危機に陥った時に仲間を呼ぶためのスキル。


こいつら一体一体はそんなに強くないんだが、集団でこられた時がめんどくさい。

初めてこいつらと戦った時には地面を歩いていたら上から大量に襲われてとてもめんどくさいと言うか鬱陶しかった……

まぁそんなこんなあったが結構あっさりクレノ村についた。

【本当にあっさりでしたねマスター。】

【あぁそうだなイウ。途中に出てくるモンスターも弱かったし……】

蠍なんかと比べてもレベルも低かったし攻撃方法も何というか雑だった。

やはりあの場所が特別に強かったってわけだろう。

「すみません。」

俺は村にいた人にトレイル山のことについて聞いてみた。

「はい?どうされました?」

「トレイル山について聞きたいのですが」

「トレイル山はとても険しい山ですよ……まさかあなた登りに行くのですか!?」

「ええその予定です。何かあの山を登るにあたって必要なものってありますか?」

「それでしたらあそこにある雑貨屋で縄を買うといいと思います。」

そう言われたのでそのアドバイス通りに縄を買った。

実はその店の店主が話しかけた村人だった。

流石商売がうまいというべきだろう。





この山高い……

なんてふざけは置いておいて、冗談抜きでこの山は高かった。

ほんとにあの店で縄を買っておいて良かったと思う。

近場の岩に縄を使って固定したりしながら登ってる。

まあ初心者だからたびたび落ちそうになったが高いAGIを使って落ちる前に足を出したりして難を逃れていた。

だがそんな苦しい戦いも、もうすぐで終わりを告げる。

「ここか……」

【はい。ようやくつきましたねマスター。】

俺は多分あの紙に書いてある場所であろうところにやってきた。

「すみませーんカイさんの紹介で来たアレンという者何ですけど。」

そう呼びかけると中から初老のお爺さんが出てきた。

「うるさいですね一体誰ですか……」

その顔はいかにも不機嫌そうな顔だったが俺の顔を見た瞬間に目が飛び出しそうなくらい見開いていた。

「これは龍様!!大変申し訳ございません!!」

「へ?」

これはどういうことだ??



感想や誤字などがありましたら報告よろしくお願いいたします。

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