第二十五話
どうも最近バドミントンにはまっている朝廷です。
それでは第二十五話スタートです。
「えーっと。アレンさん今のは?」
レン君が代表して声をかけてきた。
「今のは古代魔法の一つだよ。炎の古代魔法【イフリート】とその派生系の【プロミネンス】って言うんだ。」
それを聞くと他のパーティーメンバーがこそこそと喋ってる。
「何で……」「敵じゃなくて……」
「流石【ラスボス】」
「どうしたんだい?」
『いえ、なんでもありません!』
「それなら良いんだけど。ところで俺はこのまま王都に向かうけど君達はどうする?」
レン君は少し考えた後
「我々も王都まで向かいます。なのでそこまで一緒に行きませんか?」
「あぁもちろん良いよ。ところで皆は王都に何しに行くの?」
「クランを作るために行くんです。」
クランと言うのは他のゲームで言うギルドみたいな物だ。知り合いがあつまったりして作ることも多い。ギルドに所属していれば色々と良いこともあるからβ版では最初からあったみたいだけど正規品だと2つ目の町からとしか言われてないからβ版でクランを作ってたプレイヤー達は2つ目の町に行くことを目指してるらしいからな。
「そうなんだ。君達なら良いクランを作ることが出来そうだね。」
「ありがとうございます。そう言うアレンさんは何をしに行くんですか?」
「あぁ。職業を変えに行くんだよ。」
普通の職業だったらどの町でも出来るがそれは上級職まで。それより上や特殊な上級職に変更するには王都に行かないといけない。
「職業を変えに行くって今の職業って何なんですか?」
「ん?剣聖っていう職業だよ。」
この職業は実は普通に解放したものではない。
剣士を伝説までにしたらこうなった。
【剣聖】
剣を扱うものの頂点に立った者の職業。
この職業は国にも認められており、国と関わったときに有利になる。
剣を使ったときのダメージが+
無し5%
見習い10%
駆け出し20%
半人前40%
一人前50%
今一人前まで来たからここで一応どんなのになれるか見てみたいし
「剣聖ですか?それって我々でもなれますか?」
「うーん。多分無理じゃないかな。これになるには剣士を伝説まであげるか今の剣聖を剣だけで倒すかだからね。」
そういうとレン君達は驚いて
「やっぱり職業のランクも関わってるのか……」
とぶつぶつ呟いてる。
「どうしたんだい?そんなに驚いて。」
「いえ。何でも無いです。」
「そう。それなら良いんだけど。」
そんなことを話しながら歩いていると王都が出てきた。
「うわぁすげぇでけぇ」
「はい。凄い迫力です。」
と隣にいた二人が喋っていた。
「えっと君達は……」
「えーっと俺達は俺がジークで」
「私がアケビです。よろしくお願いします。」
だったら多分この人達は多分王都に入ったらもっと驚くんじゃないかな。
俺は中身を伝えられてるから知ってるけど。
「それじゃあ俺はここまでだね。」
「あ、アレンさんありがとうございました。」
『ありがとうございました。』
そう言って門のところで別れた。
俺は職業を変える神殿の前にいる。
さてどんな職業に変えれるかな楽しみだ。
俺はそんなことを思いながら神殿の扉を開いた。
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