第二十四話
どうも今日の朝寝癖が凄くて悟空みたいな髪型になってた朝廷です。
それでは第二十四話スタートです。
「おや。レン君じゃないかどうしたんだい?」
「いえ。たまたま見かけたので声をかけてみたんですよ。」
「そうなのか。それでクエストって?」
「いやぁ実はですね今街道にモンスターがいるせいで、そこが通れなくなっているんです。俺達はそのクエストを受けたんですが倒すことが出来なかったんです。なので一緒にクエストを受けてくれませんか?」
なるほど。そういうことか……
「それって出来るんですか?」
「はい。異人の方とパーティーを組めば出来ます。ですがアレンさんにとって街道のモンスターなんて……」
「いえいえ。俺も久しぶりにクエストを受けるんでこれぐらいがちょうどいいです。」
「そうなんですか……分かりました。ならギルドカードをここにお出しください。」
俺達はギルドカードを提出した。
その時俺の黒のギルドカードをレン君がまじまじと見ていた。
「はい。登録完了しました。それでは頑張ってきてください。」
俺達はそのモンスターが出る場所に出発した。
「ありがとうございます。」
「ん?どうしたんだいレン君」
「そういえば黒ランクなのにかなり低級のクエストを受けてもらったので……」
「いやいや。さっき言ってた事も本当なんだよ。俺もかなり弱体化しちゃってね俺の装備もかなり弱くなってるしね。それから俺も謝りたい。」
「え?何でですか?」
「いやぁこないだはテンションが上がっていきなり戦いを挑んですまなかった。」
「え?いやあれは俺達が挑んだのも悪かったですし。」
「それでもマスターは謝りたいんですよ。」
その声を聞くとレン君はイウに目線をやる。
「イウさん。もう平気何ですか?」
「心配ありがとうございます。ですけどマスターの相棒としてここで休んでるわけにはいかないので。」
「それでこんなことで許して貰えるとは思ってないが俺は世界を色々旅してきた。だから何か聞きたいことがあれば何でも聞いてくれ。」
そういうとレン君は少し考え込み……
「じゃああの古代魔法はどこで習得したんですか?」
と聞いてきた。
しかしこれは……
「すまない。この話は天上の神に口止めされてるんだ。」
天上の神というのは運営のことである。
「それなら次の街道の先はどうなってるのかが知りたいです。」
なるほどそれなら言える。
でも、
「そんなことで良いのかい?そんなの商人達に聞けばすぐ答えてくれるだろうに……」
「いやぁ。俺達異人は最初の方にかなり好き勝手やってたからあまり好かれてないんですよ。」
なるほど。今回の好感度システムで確認してみたらそうだったと
「まぁ。それぐらいなら答えてあげよう。まずこの町の名前がソウの町、であの先にあるのは王都キングダム。俺も一応キングダムに用事があったからちょうど良かったんだよ。」
そう言った後レン君は何処からか取り出したメモにそれを書いている。
そして俺が見てたことに気がつくと照れ臭そうに笑って、
「すみません。異人にとって新しい情報はとても重要なので。」
「団長。その情報は掲示板に流します?」
「そうだな。かなり重要な内容だからな。」
俺はそうやって話してるレン君達から目を放して周りを見てみるとこっちを向いて話をしてる人達がかなりいた。
いったい何について話してたんだろう?
「アレンさん!置いていきますよ?」
「あぁごめんねレン君。」
俺はそれを気にしないようにしながらフィールドに向かった。
~~~~~~~
ボスフィールドに入りました。
ボスが出現します。
~~~~~~~
【マッドフロッグ】LV25
かなり強そうなボスだな。
よし新しい魔法を試すか。
「本気でやるけど大丈夫?」
「はい。大丈夫ですよ思い切りやってください!」
「よし。なら【我に宿るは炎の魔神。その炎は怨嗟の炎。我が魔力を喰らいここに顕現せよ!古代魔法禁忌:イフリート】!」
そう唱えると俺の体に炎が纏わり付き、MPがどんどん減っていく。
「【フレイムストライク】!」
流石は上級スキルの技。
イフリートの効果も相まってHPが目に見えるほどの割合が削られる。
さて止めを刺そうかな
「【魔神の炎よ。全てを灰と化せ。その炎はまるで太陽なり。さぁ我に仇なす者よ命乞いをするといい!古代魔法イフリート最終奥義:プロミネンス】」
そう唱えると俺の頭の上に太陽の様な火の玉が出来て、それがボスに当たった。その瞬間水が蒸発するような音と似ている音がしてボスが消えた。
【マッドフロッグを倒しました。】
【Congratulations!】
「いやぁおめでとう。」
そう言ってレン君の近くに近づくとレン君は放心状態だった。
あれ?
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