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第十九話

どうも最近かき氷が恋しくなってきた朝廷です。

もう長らくかき氷を食べていません。久しぶりに食べたいです。

それでは第十九話スタートです。

【邪剣イウ第二形態】

LV20

【隠蔽】

やっぱりステータスは隠されているみたいだ。

それにしても邪剣か……

「我のこの姿は第二形態。今までとは一味違うぞ!」

そう言うとイウは攻撃を開始した。

先程の形態の時より遅いが、攻撃力が上がったみたいだ。

タンクのHPの減りかたがかなり大きくなった。

「【魔力開放】!」

また攻撃の威力が上がった。

近接系の人達が全然近寄れてない。

このままだと陣形が崩れてしまう。

「第一パーティーの方々は出来るだけ第四パーティーの補助にまわってください。【付与:VIT強化】【付与:STR強化。】」

俺も自分で周りに付与していく。

「ハハハハ!効かぬ効かぬ。そのような攻撃効かんぞ!【サークル】!」

イウの攻撃はどんどん苛烈になっていく。

「そうだ貴様らを絶望させる為に我のステータスを【隠蔽】無しで見せてやろう。」

俺は急いで鑑定する。


【邪剣イウ第二形態】

LV35

状態精神汚染

【聖剣】【翼撃】【天飛翔】【剣王術】【鑑定】【採集】【採掘】

【鍛冶】【調合】【回避】

【AGI強化】

【料理】【危機察知】【根性】

【奇襲】【魔力感知】【魔力操作】【聖の因子】【剣の精霊魔術】

【水の精霊魔術】【疾走】【隠密】【身体強化】【体術】【念話】

【変化】【隠蔽】【形態変化】

【魔剣】【破壊】【会話】

【全状態異常耐性】【全属性耐性】

【眷属支配】【魂喰い】

称号

白銀の加護

剣精霊


俺は愕然とした。

「どうしたんだレン!」

俺は黙って皆にフレンドメールでこれを見せる。

息を飲む声が聞こえた。

「脆い脆い。所詮貴様らの覚悟などその程度のものだったのだろう。それになぁもう一つ教えてやろう。この

【魂喰い】というスキルは眷属が生贄になった時に自分のステータスを上げるスキルだ。眷属達は眷属以外の者に攻撃を受けなければ生贄になれないからなぁ。助かったぞ。」

俺達が今まで倒して来たのは全部あいつの手の上だった訳か…でも

「うるせぇ。」

「何?」

「余計なお世話だイウ。」

「ほぅ。だが周りを見てみろ皆絶望しているぞ。」

「皆聞いてくれ。これは【隠蔽】の可能性がある。俺達を脅すためにこんな風にしているのかもしれない。」

そんな事じゃないのは分かっている。こんなのはゲームだし直ぐに諦めれば良いと。でもそれは普通のゲームの場合だ。このゲームではNPC一人一人にもバックストーリーがある。全員が生きている。それを皆知っているだから……

「どんなに信じられなくても頑張ろう。」

「そうだな。」

「レンレンが言ってるんだからね間違ってる訳が無い!」

「プリ⭐ムラそれは言い過ぎ。」

「ま、今信じないでいつ信じるかだよね。よし行くぞ!」

「おぅ!」

「何故だ。何故立ち上がれる!」

「これがお前が無くした正の感情という物だ。」

皆がどんどん攻撃を加えてく。

ガリガリとHPが減っていく。

途中で【形態変化】を使った事でスピードが上がったがお構い無しに削っていった。

「くそぅこうなったら。【STR強化】!【魔力開放】!【疾走】!【閃光】!そして【クラッシュ】!」

見たことの無いスキルも使ってきて俺に攻撃を仕掛けてきた。あぁ終わったと思ったそのとき。

「もう。止めようイウ。」

光でできた男の人が剣でその攻撃を止めた。

「貴様はマ…スター?」

戦いは最終局面に移動する。


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