恋愛物は読者焼きもきさせてナンボ。取り敢えず、適当にぐい〜ん!!!描写しとこ。
【立て!この謀反人が!】
【全く、大公女殿下に懸想するとは思い上がりも甚だしい!】
「……う……うう……」
【おらー!おらー!お寝んねすんのはまだ早いぜー!】
「あっ……くっ……」
【へっ!中将となられた御方がこの程度で音を上げるのかよ!】
「あ……ある……べ……」
【あ~ん?てめえ、アル中かあ?てめえには後でたっぷりと良いもん飲ましてやるかんよ。おい、鉛溶けたか?】
【ああ、良い塩梅だ。おい、喉が渇いたろ?今から鉛を馳走してやるよ】
「閣下……閣下……閣下に仕え、閣下と共に戦場を駆けた事……この身の誉れ……」
【こいつ、さっきからうるせーな。黙らせろよ】
「全くっすよ( ̄ー ̄)」
「……」
【大公女殿下!何故、この様な場所に!】
【殿下、我々はポチョムキン侯爵様の命に従ったまでで……】
「……」
「我が夫君となる中将に斯様な仕打ちを行えたそなたらの精神を疑うな。唯で済む筈が無かろうて」
「閣下……恋愛物に障害は付き物……読者の皆様を焼きもきさせてナンボなのです……その上で結婚をしないといけないのです……」
「中将、喋ったら駄目っすよ((((;゜Д゜)))))))」
「閣下……私を労って下さるのか……」
「いんや、怪我してないのがバレるのが困るだけっすよ( ̄ー ̄)」
「……」
「……」
「まあ、毎度お馴染みの会話文だけなんで読者の皆様には言わなきゃ分からないですよ。さて、殿下が私を颯爽と助けるぐい~ん!!!の実現がこれで出来た訳なんですなwww」
「普通はおにゃの子を男が助けるもんっすよ( ̄ー ̄)」
「いやいや、身分違いの逆玉ってやつですし、【おにゃの子が助ける事も既にありきたりのテンプレです。逆転の発想なんか探し尽くされ、何周したか分からないのが今の世の中】ですよ」
「しかし、グダグダっすね~( ̄ー ̄)」
「仕方が無いです。【敵の存在しない今となっては我々は輝けない】んですよ。敵って、本当に大事なんです」
「俺っちは女王様、中将は大公位に就いて上級大将っすね( ̄ー ̄)」
「ええ、この手に掴む栄光は計り知れない物です。されど、何か虚しく感じてしまうのです」
「中将、元気出すっすよ( ´ ▽ ` )ノ俺っちの代わりに政務三昧の夢の軟禁生活が待ってるっすよ。何処へ行くにも護衛が付いて、毒味の後の御飯は冷めて不味いっすよ……でも、それが王族っすよ!((((;゜Д゜)))))))」
「……」
「何すか?( ̄ー ̄)」
「我に自由をー!!!」
「中将が望むのは金でも地位でもましてや名声でも無く、自由だったんすね((((;゜Д゜)))))))」
「すげー嬉しい!めちゃくちゃ嬉しい!これを言えた感動って、ちょっと無いわwww」
「かなり微妙っすね( ̄ー ̄)」
「何でよ?」
「そのセリフの回が読者の皆様の印象に残って無いかもしれないっすよ( ̄ー ̄)」
「別に構いませんよ。自己満上等です。そんな事よりも結婚の準備を進めません?好い加減にしないと怒られますよ?」
「準備しとるっす。ただ時間が掛かるだけっすよ( ̄ー ̄)」
「ありま、ちゃんと準備してるんですね」
「ごほんっす♪( ´▽`)俺っちの結婚式の準備には数年掛かるっすよ。ウェディングドレスに至っては十数年掛けて作られとるっすよ( ´ ▽ ` )ノ」
「いやはや、まさかなんちゃって中世の結婚式の準備がこんなに面倒臭いとは……」
「俺っちのウェディングドレスは俺っちが生まれた時からママが用意してくれてたんすよ(((o(*゜▽゜*)o)))」
「殿下の為に数十人のお針子さん達が十数年の長きに渡って一着のドレスを用意しとる訳なんですな~いやはや、金持ち過ぎるでしょうwww」
「俺っちのウェディングドレスは城が建つ程の価値があるんすよ~♪( ´▽`)」
「お針子さん一人に年間キンキラ金貨6枚、14年間で84枚、50人で実に4200枚!これが人件費!更に材料も厳選に厳選を重ねた結果、国宝になるのがほぼ確定と言う訳の分からなさ。う〜む、何とも贅沢な事ですよ」
「そりがヴァイスクルツ大公家っすよ♪( ´▽`)」
「で、皆様お分かりでしょう。私にも年貢を納める時が来たと言いたい訳なんですな」
「ふむ、北篠上総守道下斎中将改め、ゲスッチ・ミチシタ・フォン・ヴァイスクルツ上級大将の誕生っすよー!(((o(*゜▽゜*)o)))」
「絶対に脳内補完されちゃいそうな名前じゃあないですか!」
「俺っち、おにゃの子っすよ( ̄ー ̄)」
「しかし、それはオレッチ戦記だけの事……やはり、ここは……」
「ここは?( ̄ー ̄)」
「地の文書いて補完をしにくくしますか!」
「真面目に書くのも一興っすよ( ´ ▽ ` )ノ」
「さて、遂にオレッチ戦記のエンディングの一つである【王子様とお姫様は幸せに暮らしましたとさエンディング】を迎える訳ですよ!」
「あ、言っておくっすよ。このエンディングでも打ち切りエンディングの一つっすからね( ´ ▽ ` )ノ」
「完結って、難易度高えぇぇwww」
「では、作者の気が向いたら、次回は読みにくい地の文全開のエンディングが待ってるっすよー(((o(*゜▽゜*)o)))」
「読者の皆様はギャップの酷さを突っ込まないで下さいね。まあ、高確率でしませんから、御安心下さいwww」
「でも、するかもしれないっすよ( ̄ー ̄)」
「どちらになるか分からないから面白いんです。さ〜て、モネリーゼ様へ挨拶して、殿下を幸せにしましょう!他の女にゃ、目もくれません。閣下だけを見つめ続けます。他の女なんか全力全開で差別しますよ。私はゲスですが、子供の頃から憧れていた事があるんです」
「何すか♪( ´▽`)」
「一人の女性だけを愛し続ける王子様でありたいとね」
「*・゜゜・*:.。..。.:*・'(*゜▽゜*)'・*:.。. .。.:*・゜゜・*」
「殿下がそれに足る女性だったのですから、仕方がありませんよwww」
「嬉しいっすよ!俺っちの王子様は中将っすよ(((o(*゜▽゜*)o)))」
「アルベルト、君を幸せにしてみせる」
「……」
「何か、絶対に脳内補完されそう……」
「大丈夫っす♪( ´▽`)読者の皆様はそんな事はしないと信じるっすよ(((o(*゜▽゜*)o)))」
「ええ、信じてますからね!」