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【最終回】小説家になろう

「先生!なろうに挙げた俺っちの作品に感想が来たっす(((o(*゜▽゜*)o)))」


「やりましたね。良かったじゃないですか。先生も嬉しいですよ」


「その人、俺っちの作品が面白いって書いてくれてたんすよ!すっげえ、嬉しいっす(((o(*゜▽゜*)o)))


「ああ……内容については詳しく言わなくても結構ですよ」


「そうっすね。その人の感想を俺っちが嬉しげに語るもんじゃないっすもんね」


「いえ、違いますよ。その感想を書いたのは私ですからね……」


「((((;゜Д゜)))))))」


「何か問題でもありましたかwww」


「……」


「君の作品を読みもせずに取敢えず、絶賛しておきましたからね。どうです?嬉しかったでしょう?」


「先生、やって良い事と悪い事って言葉知ってるっすか?」


「散々、不正して評価を稼いだ君に言われても痛くも痒くもないですねwww」


「ひどいっす……あんまりっす……(T_T)」


「まあ、最初の感想は私が書いた物ですけどね。何故かは知りませんが、感想が2件になってますよ」


「え?」


「まあ、君が知らないのは無理ないですけど……たった今増えた物ですからね」


「本当っすか?」


「本当ですよ。面白くないことにね。さっさと、見たらどうですか?」


「いや、家に帰ってから自分のパソコンで返信したいっすからここでは見ない事にするっす」


「君の好きにすれば良いですよ。先生は面白くないですけどね……」


「先生……」


「何です?」


「先生、ありがとう。僕、先生に色々聞かせて貰って、相談に乗って貰って本当に嬉しかった。本当に感謝してる」


「……」


「先生?」


「はあ……お前な、最後の最後に来てそれは卑怯やろ……」


「卑怯?」


「もう、ええわ。あのな、お前が家に帰ってからその感想見た時にはどんな内容でも真摯に誠実に受け止めーよ。どんな感想にも意味がある。自分を見つめ直すキッカケが出来る。これからお前が成長していく上で掛替えの無い糧になる。絶対に自分の耳に心地良い物だけを選ぶなよ」


「うん、分かった」


「お前がこれからどんな道を歩むんか、どんな生き方をするかなんて正直に言ったら、俺には何の興味もないわ。でもな、これだけは言わせてくれや。お前はもう、立派な小説家だわ。胸張って生きろ」


「先生、本当に今までありがとう。じゃあ、僕もう帰るね……」


「そうか、帰るか。またな……」


「うん、またね……」


「……」


「……」


「では、オレッチ君、帰り道には十分に気を付けてくださいねwww」


「……」


「どうかしましたか?」


「先生、僕の名前、オレッチだったんですか?」


「そうですよ。知らなかったのですかwww因みに、先生の名前はちゃんとした普通の名前がありますから悪しからずwww」


「……最低っす」






 終わりです。

これにて完結です。

お付き合い下さいました皆様に感謝致します。

この作品について私から言えるのはこれだけです。

真面目回など、唯の一度もなかった。

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