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馬鹿な俺っちとゲスな先生の「小説家になろう」のちょっとした講座  作者: 白起
今日も今日とておふざけいっぱい!毒いっぱい!
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「先生、やっぱりこの話にも地の文って、要るんじゃないんすか( ̄◇ ̄;)」「要るか!んなもん!地の文なんてポイじゃ、ボケー!」

「おう!こんなサブタイトルって、久々っすね♪( ´▽`)」


「今回は会話文と地の文のバランスについて考えなきゃいけないんですか?ぶっちゃけ、めんどい……」


「そもそも、この作品に地の文が殆ど無いんすから意味が無いっすね( ̄ー ̄)」


「オレッチ君、この作品の会話率は?」


「なろう作品のトップクラスの97%っすよー( ´ ▽ ` )ノ」


「地の文〜?」


「知らな〜い♪(´ε` )」


「会話文〜?」


「最高〜!(((o(*゜▽゜*)o)))」


「こんな糞文章が二回も日刊総合ランキング入っちゃったぜーwww」


「地の文なんてもんは犬にでもくれてやれば良いんすよ♪( ´▽`)」


「ザッツ!ライト!それで正解!地の文なんか書いてちゃいけまへんで!」


「いえぇ〜(((o(*゜▽゜*)o)))」


「ふう……一休みです」


「休むっすね( ̄ー ̄)」


「……」


「……」


「良し!ちゃんと馬鹿も休み休みいいましたから、読者の皆様に石を投げられる事は無いでしょう!では、講義を始めるとしまひょ」


「うむ、始めるが良いっすよ( ̄ー ̄)」


「さて、この馬鹿先講座は一部の例外を除いてほぼ会話文で構成されております。まあ、【このスタイルが都合が良かったから】だと本編でちゃんと言いましたから、今更ではありますね」


「地の文書いてちゃ、テンポ悪いんすよね〜( ̄◇ ̄;)」


「ホンマにそうなんですよ」


「ぶっちゃけ、地の文あったらどうなるんすかね( ̄ー ̄)」


「では、ちょっとだけ地の文挟んでみましょう。どれだけおふざけし難いか読者の皆様にも分かって頂けますし」


「マジでやるんすか!((((;゜Д゜)))))))」


「ちゃんと作者アホが地の文を用意しましたよ。次の君のセリフの下に付けてみましょう!」


「へっ?何すか、コレ?( ̄◇ ̄;)」


放課後の教室の窓から沈みかけの太陽の光が差し込み、規則正しく並んだ机の長い影を生み出している。

話し疲れたオレッチ・アルベルト・フォン・ヴァイスクルツは渇いた喉を潤す為に自宅で凍らせた麦茶の入ったペットボトルを口にする。

程良く溶けた麦茶の甘みが喉を通り過ぎて行く。身体の隅々にまで行き渡る快楽に思わず、彼は小さく声を漏らした。

未だ二次性徴の見受けられない彼が喉を鳴らし、声を上げる様を道下斎は固唾を飲んで見守っていた。


「……」


「……」


「ふざけ過ぎて言葉が出ませんな……」


「つーか、俺っちがめちゃくちゃ貧乏臭いんすけど( ̄◇ ̄;)」


「しかも、私が君に邪な感情を抱いているかの様な描写になってます。まあ、良いです。この作品においては地の文が糞邪魔だと言う事の証明にはなったでしょうよ」


「先生〜マジでおふざけが出来なくなっちゃうっすよ〜(T_T)」


「そうです!おふざけをする場合、言葉のみで描写した方が都合が良いんです。スピード感を出さなきゃ話しにならないんですよ。ポン、ポン、ポンが大事なんですから、間にこんなもん入れても邪魔にしかなりません!」


「じゃあ、何でこんなアホな事をしたんすか( ̄◇ ̄;)」


「読者の皆様に作者アホが地の文書けないって思われるのも癪に障りますからね。よって、こんな事をしてみましたwww」


「まあ、推敲も何もしとらん、適当っすけどね♪(´ε` )」


「所要時間は実に二分!まあ、こんなもんでしょうよ。では、そろそろ本当に切り替えて行きましょう!」


「俺っちはやる気失せたっすね( ̄ー ̄)」


「そんな事を言ってはいけませんね」


「善処はするっす( ̄ー ̄)」


「では、会話文と地の文のバランスを取る事が大切なのは作者の皆様に言うまでもない当たり前の事だと思います。つーか、この点に気付かれて無かった場合はお話になりません!」


「ありゃ、厳しいっすね( ̄◇ ̄;)」


「作風によりけりではありますが、会話率が60%を超える作風に相応しいスタイルなのは我々みたいな言葉のやり取りを主目的にした物に限定されます。ライトノベルの主人公とヒロイン達のやり取りを面白可笑しく表現するならば、会話率は60%を超えていても楽しめる物となります」


「ほうほう( ̄ー ̄)」


「実際にプロのラノベ作家さんの作品を読んで、作者アホは【これでプロとか舐めてんのか?】と思う時もあります!しかし、面白くないかと言うと、そうでもなく、【まあ、面白いんじゃない?やり取りにセンスを感じるわ!】と面白いと思ったりもする訳です!ホンマにどっちやねん!」


「訳が分からないっすね( ̄ー ̄)」


「実際、【会話文でも地の文でも状況の説明は出来る】んですよ。問題はあまり無いんです」


「同じ言葉と言う物で表現しとるっすもんね♪(´ε` )」


「しかし、会話文で説明を行う場合、言葉の種類は限定され易くなったり、会話文がめちゃくちゃ長ったらしい物になったりもします!」


「長ったらしい物って、何すか( ̄◇ ̄;)」


「例えば、異世界テンプレチーレム作品で右も左も分からない主人公にヒロインの一人が会話文で説明なんかする場合はその傾向に陥り易いです。作者の皆様には十分に注意して頂きたく思います。不自然極まりないと思われるのが関の山ですからね」


「いや〜、結構難しいテクニックっすよ、ソリは( ̄◇ ̄;)」


「説明回なんてさっさと終わらせたいのが、人情なんて百も承知ですよ。しかし、ここはぐっと我慢の子!【設定は小出しに!地の文使ってやりましょう】と私は言いたい。序でにヒロインに長々、ダラダラと設定を話させる作者様にはこう言いましょう!君って、下手っぴだね」


「オッサン、ちょっと可愛く表現して言っても、暴言には変わりないっすからね( ̄ー ̄)」


「先生も会話文で状況説明をするメリットが無いとは言いません。しかし、そのヒロインが博識設定かつ、実際に頭の良い描写せんと難しいですし、語彙も本当に限定されます。違和感を出さずに説明する努力をするよりは地の文書いて説明する方が結局は楽なんですわ」


「じゃあ、一般的な作品って、会話率はどれ位が適性なんすかね( ̄ー ̄)」


「独断と偏見で言うならば、会話率40%未満が理想です。つーか、これは作者アホの好みなんですがねwwwラノベ作品ならば、50%でしょう。それを超えている場合は描写の足りない可能性が出てきます!つーか、脳内設定位、ちゃんと地の文で表現しろや!描写足りとるんか?ああん?」


「まあ、作者アホは地の文が上手く表現出来る人が上手い人だと思っとるっすからね( ̄ー ̄)」


「そうなんです!確かに人物描写、心情描写、背景描写、ストーリー展開は会話文でも地の文でも表現出来ますが、仮にシリアス作品を書くならば、地の文がやはりメインになる物なんだと思いますよ」


「じゃあ、地の文が上手く書けない良い子はどうしたら良いんすか( ´ ▽ ` )ノ」


「答えは簡単!月に五冊、年間六十冊のラノベ以外の本を二十年も読めば、身につきますよ。ぶっちゃけ、千冊位の書籍を読んで三年位頑張って書けば、そこそこ書けると思うんです。作者アホがそれですわwww」


「つーか、このオッサンはホンマに良い子が望まん答えしか言わないっすよね( ̄◇ ̄;)」


「綺麗事は言いまへんwww【一千日を以て鍛とし、一万日を以て錬とす】ですよ」


「鍛錬っすね( ̄◇ ̄;)」


「まあ、堅苦しいのもなんですし、作者の皆様は楽しんで書いて下さいね。下手の横好きと言いますからね」


「オッサン!そこは好きこそ物の上手なれっしょー!((((;゜Д゜)))))))」


「おべんちゃらは嫌いですからwww」

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