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馬鹿な俺っちとゲスな先生の「小説家になろう」のちょっとした講座  作者: 白起
今日も今日とておふざけいっぱい!毒いっぱい!
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敵に回せば恐ろしい北篠准将!しかし、彼には致命的な弱点が存在した!

「これって、続くんすね( ̄◇ ̄;)」


「どうやら、続いているらしいですよ。オレッチ戦記と名付けられたこの話は我々が勇者を倒し、君は勇者とヒャッハー!!私は敵地でヒャッハー!!しないといけないみたいです」


「読者の皆様の俺っち達のイメージ崩れないっすか( ̄◇ ̄;)」


「君はゲスでお馬鹿な上級大将閣下ですから問題は少ないでしょう。それに対して、私はゲスで残忍酷薄な准将でしょう?人気が下がりますよ」


「元々、北篠准将に人気なんて無いっすよ( ̄ー ̄)」


「多分あると信じたい……」


「下らない感傷は命取りっすよ!((((;゜Д゜)))))))」


「そうですね。犬と言われようが、畜生と呼ばれようが、私は勝つ事だけを考えて逝きましょう。謀多きは勝ち、少なきは負ける。力押しで来るならば、来なさい!勇者!返り討ちにしてやんよ!」


「それでこそ准将っすよ〜♪( ´▽`)」


「ありがとうございます、ヴァイスクルツ上級大将閣下」


「ぶっちゃけ、俺っち達って、悪役なんすよね( ´ ▽ ` )ノ」


「ええ、異世界から来たチート勇者を倒そうとする悪役です。読者の皆様はあちらの味方なんです。我々がヒャッハー!!すればする程、読者の皆様のフラストレーションが蓄積され、後のぐい〜ん!!!に繋がる仕様です」


「ふむ、困ったっすよ( ̄ー ̄)」


「ええ、非常に困ります。私は既にヒロイン候補の一人を残忍な手法で殺してますからね。読者の皆様の怒りの矛先が私に向いている訳ですよ」


「でも、そのおかげで勇者釣れたんすけどね♪( ´▽`)」


「勇者がガキで助かりましたよ。復讐の鬼に化すのは構いませんが、怒りは思考を鈍らせる物です。あれで最強の主人公とは聞いて呆れますね」


「批判乙っすよ( ̄ー ̄)」


「我々はヤバイくらい本当に好き放題してます。敵キャラクターとしては扱いにマジで困りますね。本当にあっちが主人公なのかを疑ってしまうレベルですよwww」


「子どもには大人の狡さ、卑怯さは書けないっすもんね♪( ´▽`)」


「それが面白くないとは私は言いません。作者の皆様にはその時に書ける物を大切にして欲しいですよ。こんな糞みたいな敵が出るのも面白いですし、敵が仲間になっていくのも面白いんです。方向性の違いに過ぎませんからね」


「俺っちが今回は無双で良いっすか( ̄ー ̄)」


「今回は攻城戦です。前回の戦で得た捕虜は六千ですから、砦をこいつらだけで落とさせましょう。食わせるのも面倒ですし、全滅しても痛くも痒くもありません」


「ゲスい!実にゲスいっすよ!だが、それが良い!っすよ〜♪( ´▽`)」


「砦に篭る敵兵は五百と言ったところ。こちらが出した降伏の使者は首だけになって帰って来ましたからね。自分達がしでかした事を後悔させてやりますよ……」


「先生、もとい、准将が本気になったっすよ!怖いっすよ((((;゜Д゜)))))))」


「あちらさんには後詰ごづめはありません。援軍無き籠城は自滅の道ですが、力押しで皆殺しにしましょう」


「駄目っすよ!そんなひどい事は俺っちが許さないっすよ!((((;゜Д゜)))))))」


「閣下……敵に情けをかけるのですか?既に一度情けをかけました。これ以上は必要ありません。降伏に応じない場合は皆殺しにする。逆を言えば、降伏するならば、助かると言う事です。一つの城を皆殺しにして、百の城を落とす布石ですよ、これは……」


「駄目っすよ!後始末に困るっす!俺っちは血が付いた砦で寝るのは嫌っすよ!それに金にならん事すんなっす!本国に連れて行って、俺っちの持っている鉱山で元気に働いて貰うっす!勿論、終身雇用っすよ〜♪(´ε` )」


「めちゃくちゃ恐ろしい終身雇用ですねwwwまあ、それで構わないでしょうね。砦を守備する敵将の扱いはどうされます?」


「美少年、美青年、ガチムキも良いっすねえ。う〜ん、老将軍も捨て難いっすよ〜♪( ´▽`)とにかく、敵将は生け捕りっすよ!( ´ ▽ ` )ノ」


「砦を守るのは勇者のハーレム要員の一人の可愛いおにゃの子なんですが……」


「ざけんじゃねーっす!んなもんは戦場に出た事を後悔させてやれっすよ!((((;゜Д゜)))))))」


「では、前回の戦で武功を上げた者への褒美としましょう。多分、自害するでしょうけどね」


「どうでも良いっすよ( ̄ー ̄)」


「さて、水の手を断ちましたし、捕虜達を昼夜を分けずに攻めさせております。敵将は近隣の住民を砦に保護した馬鹿みたいですから、兵糧も心もと無いでしょう。飲まず食わずに眠れずも付けた北篠准将のバリューセットですwww」


「お願い!勇者早く来て〜((((;゜Д゜)))))))」


「この詰んだ状況で作者の皆様は勇者を使って戦況を覆しちゃうんです。油断はなりませんよ〜www」


「つーか、俺っちが病気にでもならんと無理っしょ、コレ( ̄ー ̄)」


「ここまではひゅ〜ん……全開ですからね。無い知恵絞って考えるんです!【自分ならば、如何にしてこの状況を乗り越えるのか?作者の皆様はこれを考える癖を付けてみて下さい。貴方様だけの素晴らしい答えがそこに存在します】これが後のぐい〜ん!!!への確かな道程なんですよ」


「で、作者アホはどうするんすか( ̄ー ̄)」


「普通に無理ゲーですね。そもそも、我々が作者アホの限界値の行動してますからね。作者アホはアンチ異世界テンプレ勇者なんですよ?その点を忘れてはいけません」


「良い子が読めない様な内容を書いてちゃ世話無いっすね( ̄ー ̄)」


「しかし、この状況を覆す鍵は主人公じゃないんです。敵将のおにゃの子が握っている訳です!」


「おにゃの子が逆転の鍵を握っているんすね( ´ ▽ ` )ノ」


「そう、自らの身を君に差し出す事で他の人の命を救う展開を目指しましょう!閣下はガチホモですが、たまにはおにゃの子でぐへへ……して下さい!お願いします!」


「絶対に嫌っすよ( ̄ー ̄)」


「あっ……詰んだ……」


「つ〜か、北篠准将に降伏したらどうなんすか( ̄ー ̄)」


「ふっ……愚問ですね。こんな分かりやすいハニートラップに私が引っ掛かるとでも?勿論、全力で引っ掛かりますよ!例え罠だと理解していても男には引けない物、譲れない物があるんです!ヴァイスクルツ上級大将閣下なんてすぺぺのぺで裏切りますよ!」


「このオッサンは信用がおけないっすよ!((((;゜Д゜)))))))」


「嫌ならば、恩賞下さい。おにゃの子です。とにかく、おにゃの子くれるならば、絶対に私は閣下を裏切りません!」


「これは我が軍の極秘事項っすよ( ̄◇ ̄;)」

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