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矛盾の狂気  作者: クロ
4/12

考察

アレックスがハイラルに決闘を挑んだ夜の話しです

 土曜日ーーー午後9時


 ーアレックスsideー


 俺は過去、兄貴に負けている。何故かあまり覚えていないが、負けた、という事だけは覚えている。俺の考えだが、兄貴の能力だろう。セレナは能力【観察眼】により、能力測定として国に雇われており、俺や兄弟の能力を調べたのもセレナである。その時は兄貴は、無能力と記録されたが、それはきっと兄貴の能力であろう。俺の推理では兄貴の能力は【記憶操作】。俺が戦闘内容を覚えていないのも、セレナが無能力と記録したのも、全て兄貴の能力であろう。兄貴は属性のせいで小さい頃から目立ってしまっていて、そこに【記憶操作】なんて物が加わってさらに有名になるのが嫌だったのだろう。でなければ辻褄が合わない。


 「しかし……もし本当に【記憶操作】なんて能力が有ったら、とんでもないな……。」


 「俺の能力を推理してんのか?」


 「なっ……!?」


 なに!?ドアも窓も鍵が閉めていたのに、コイツ……どこから入って来たんだ!?


 「よう、元気そうだな。」


 「いつの間に……?」


 「さあ?いつの間に居たんだろうな?」


 兄貴が指に鍵を挟んでいる…。創造で鍵を創り、俺の部屋のドアを開けたのか……。

その行動すらわからなかったのは、たぶん能力。


 「兄貴、お前の能力わかったぜ……。」


 「ほう、言ってみろ。」


 「お前の能力は……【記憶操作】だ!」


 「へー…よくそこまで考えついたものだな。賞賛に値する。」


 「じゃあ、やっぱり。」


 「まあ、そうだ、俺がお前らにしたのは記憶操作だ。」


 「やっぱりか……。とんでもない能力だな。」


 「まあ、とんでもない能力といえばそうだな。」


 「兄貴の能力もわかった。これで兄貴に勝てる!」


 「ふん……そこまで言えるんだ……。いい作戦でも思いついんだろう?」


 「当たり前だ!明日、俺は兄貴を超える!」


 「そうかい……。楽しみにしてるぜ。」


 カチ


 ガチャ


 バタン


 「いける……。勝てる!これで俺は最強に近づける!!」





 ーハイラルsideー


 俺は記憶操作をしたとは言ったが、俺の能力が【記憶操作】とは一言も言ってないんだがな…。それに俺は確かに鍵は創ったけれど、それを使ってはいないし。あいつは俺が内側から開けたのに気づいていないし……。まあ良いや。明日が楽しみだなぁ……。どうやって遊んでやろう。その前に……。


 「親父殿の部屋に行くか……。」


 憂鬱だ。

アレックス【絶対破壊】

セレナ【観察眼】

レイン【魔力兵騎】

リオン【怨狐血真】【暴火凶寒】

ハイラル【】

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