表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東京都生徒会連盟  作者: 東京都生徒会連盟広報部
1/1

始まり

みなさん、こんにちは。さてこの小説ですが、

今はまだ学園物としか考えていません。

どう発展していくかとても楽しみです。

東京都生徒会連合。東京都のほぼすべての学校を網羅する

上位生徒会。上位生徒会とは各学校の基幹生徒会の上に

存在する生徒会のことであり、その勢力は文部科学省などと

対等に議論できるほどである。上位生徒会は東京以外にも

世界各地で結成されている。東京都生徒会連合は

東京の学生たちを統べる真に自主的な団体である。

東京都生徒会連合の役員は通常の基幹生徒会同様

選挙によって選出される。民主主義となっているのである。

選挙は東京中の学校で行われるので、世界でも

報道されるほどである。


「おい、章、お前、連合に立候補するんだって!?」

「ああ…うん。正平は知らないと思うけど、

僕には夢があるんだよ。死んだ父さんの意思を

継ぐという夢が…なんて。正平、無茶だと思う?」

正平はハハハと笑った。「だよな無茶だよな。」


ここは都立西大島高校。校舎の老朽化が進んでおり

生徒はそれに不満を持っていたりする。


水城章(みずきしょう)唐土正平(とうどしょうへい)

は幼馴染である。小学校・中学校も同じだったのだ。


水城章「父さんの意思…父さんは、連盟の選挙期間中に

謎の死を遂げた…。不審なんだ。敵対校による暗殺なんじゃないか

と思ってるよ…。」唐土正平「ちょっと待った。

そうしたら、お前、どうして生まれたんだ?」

つまり水城章の父は学生のうちに死んでいたのであるが、

それでは章はどう生まれたのか不可解だということだ。


水城章「!…それは……。」

唐土正平「…そんな重い話なら…別にいいよ。」


水城章は、校舎の中で人気のない方向へと歩き出した。

唐土正平は黙ってついていく。


玄関の自販機で2人でジュースを買った。

水城章はだまっていた。


2人は帰宅部なのでここで帰ってもよいのだが

なかなか帰る気にならないのだ。

2人とも黙っていた。


水城章「それじゃ…帰るよ。」

唐土正平「じゃあな。」

水城章はいつものように歩き出す。

歩道が狭い危険な道を数百メートル歩いて少し大きな通りに出て、

そこからバスで帰るのである。


しばらくバス停で待つ。水城章は待つのが嫌いだ。

極めて苦痛に感じている。


都営バスがやっとバス停に来た。

運転手「西河西駅経由かえでニュータウン行きです。」

水城章はやっとか…と思いつつIC定期券をかざす。

このバス停でバスを待っていても来るのはたいてい

文選中町行きであり、なかなか水城章が乗るバスは

来ないのである。


しかも、西河西駅行きというのも存在していて、

かえでニュータウン行きに乗れれば一番楽なのだが、

西河西駅行きに乗ると西河西駅で乗り換えをする

必要が生じてしまう。


正直やりにくい。


朝もいつもぎりぎりでバスを逃したりする。

正直精神的に水城章はバスがつらい。

行きも帰りもバスは精神衛生上よくない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ