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第七話
…嘘だろう?まさか……。あり得ない。
僕は信じられなかった。
わざわざ、僕を出迎えるために王子が出向くハズ無い。
嘘だと、思った。
「私が嘘を言った事が、あるとでも??」
僕の知る限りでは、ね。
僕は冷たく切り返す。
ふっ。僕が一本取ったぞ。
「憎たらしいですね。…さっさと着て下さいよ、そろそろ……」
何かを言いかけて、ふと止めた。
慌ててその言葉を飲み込んだような感じだ。
そろそろ、何だよ?
僕は疑問に思うも、
……ま、いっか。
納得してしまった。
そして、それに腕を通す。
「ん。意外とーーーーーーーーーーっっっ」
思わず、声に出していた。
「嘘でしょ……」
「良かったですね。口調も頭ん中も、女の子らしくなったみたいですね」
そう言って、意地悪く笑って見せた。
遅れてすいません!!
時間が無くて……。
いえ、言い訳ですね、これは。
次回からもっと早く投稿出来るように頑張ります。