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第十三話。
…綺麗なんだけど。綺麗なんだけどっ!
…なんかはぐらかされてない?
…なんか忘れてない?私。
私は、頭の中から忘れていたフレーズを引っ張り出した。
『そろそろ…』『使わない方がいいんじゃない?』
…これ、どういう意味?
そろそろ、分からないことが多くなってきたーー!!
またまた、降りてきた。
今度は美少女!?
綺麗な顔立ちが、印象的。
何所からか、野の花の匂いがする。
髪の色は、炎の色の、赤だった。
瞳の色は、燃えているような赤のルビー。
じっと見ていると、吸い込まれそうだった。
…やっぱり、彼女の額にも、何かが刻まれていた。
オレンジ色の《太陽》だった。
「なぁに?…そんな瞳で見ないでよ。ドキドキしちゃう」
…初めての、女の子〜〜vVvV
(注:心は女のままです。決して男に戻った訳ではありません)
ムギュッッ
私は彼女に抱きついた。
「きゃぁ!?ちょおっ!?…もう、仕様がないわね」
ポンポンッと私の背中を叩いた。
静かに微笑みながら。
彼女の全てが、心地よかった。