表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/83

「サクラナの家」


 その1階はサクラナの母親がやっている

という飲み屋になっていて煤けた暖簾が下がっていた。

 その2階はサクラナの住まいだが、

 外からみる限り部屋が二つ在れば良いというくらいの広さで、

 2階の窓の一つは硝子が割れたままで

内側から新聞紙が貼り付けられていた。

 「ありがとう。

本当なら家に寄ってもらうのがいいんだけど、

見ての通りのボロ家だから」

 「そんなの気にしないでいいよ。

 じゃあ、また」

 「本当にありがとう」

 吉野はサクラナに

そういわれて帰ろうとしたが、

 足が動かなかった。

 サクラナのほうも家に入らず、

吉野の方を見ていた。

 「ねえ、明後日ひま?

 良かったら、○○園に遊びにいかない?」

 吉野は軽い感じで誘った。

 「いいよ。何時に待ち合わせる?」

 サクラナは

意外にもあっさりとO・Kしたのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ