↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
41/83

「意外な映画」

 

「ねえ、あんた、これからひま?

 あたし見たい映画があるのよ。

 ひまだったら付き合ってよ」

 吉野は内心嬉しかったが、

わざと考えるふりをした。

 サクラナは焦れったそうに、

 「いやならあたし一人で行くけど」

 「わかった。付き合えばいいんだろ」

 二人は○○駅から山手線に乗り△駅へ行った。

 その間、

 吉野はサクラナに何の映画を見るのかを尋ねたが、

 サクラナは、

 「着いてからのお楽しみ」

と言うのみで教えてくれなかった。



 このとき、

 吉野は

当時話題のラブストーリー映画でも見るに違いない

と思い込んでいた。

 しかし、

 サクラナの見たがっていた映画は違った。

 もちろん、

 ホラー映画ではなかった。

 なんと彼女が見たがっていたのはアクション映画だった。

 吉野はアクション映画は大好きだった。

 特に、

 当時の人気スター***・****の大ファンで、

 休み時間などは友人とその真似をして遊んだものだった。

 しかし、

 好きな女子と見るような映画ではないと思っていた。

 アクション映画ではムードがでないからである。

 サクラナは何を考えているんだ、

とも思った。

 だが、

 映画が始まると吉野は夢中になってその映画を見てしまった。

 サクラナがいることも忘れてしまった。

 映画館を出ると、

 道すがら、

 吉野は今見たばかりの映画のハイライトシーンを語った。

 さっきまでの沈黙が嘘のように吉野は良く喋った。

 吉野は調子に乗ると良く喋る傾向がある。

 その日もそうだった。

 映画館から△駅までは徒歩で5分くらいだったので

すぐ駅に着いてしまったのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。