表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/83

「旧友との再会」

 

 彼は近くのシーバル

という喫茶店に彼女を連れていった。

 シーバルに着くと、

 早速、吉野と弘子は近況を報告しあった。

 相手が男ならこの後酒でも飲みながら

昔話に花が咲くことだろうが、

 女が相手ではそうはいかない。

 特に弘子の場合には。

 弘子は一昨年結婚したという男の話をした。

 その男が、一流大出身で、

 某都市銀行に勤めているとか、

 月収が100万だとか、

 そんなことばかり彼女は話していた。

 だが、

 吉野にとっては

 そんなことはどうでもよいことだった。

 吉野が話したかったのは、

 昔のこと、昔の友達のこと、

 特にサクラナのことだつった。

 しかし、

 そんな吉野の思いとは裏腹に

 弘子はひたすら今の彼女の生活、

 そして、その夫について語り続けた。

 そのうち、吉野は弘子の話しに相槌をうちながら、

 サクラナのことを考え始めていた。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ