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太陽の大地  作者: 一円玉
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8.大戦


果てしなく広がる白い大地を治める古い国の王は斃れた。

赤き血が白い大地を赤く染めた。

そして赤き星が新たな国となった。

古き王の一角が倒れたことでバランスは崩れた。

古き王たちは激しく争い。

やがて真の勝者もない戦いが終わり。皆かつての力を失った。


世界は新たな勝者を求めようとしていた。

かつての大戦は周辺国を巻き込む戦争であったが科学が発展し移動手段が飛躍した時代。

戦争は文字通り世界を巻き込んだ。

先の大戦で古き王たちの血脈の国々は衰退した。

時代が変わろうとしていた。

新たな時代の覇者が生まれようとしていた。


それは、かつて東の果てといわれた国と新しき商人達の国と言われた西の国が新たな王を決めるように争いを始めた。

大きな海を隔てた争いは最初は東の国が押していたが、やがて西の国が反撃を始めた。

俯瞰した視点で見れば圧倒的に国力に勝る商人の国は負けようがなかった。

だが商人の国を密かに応援していた悪魔は不満であった。


‥‥困りましたね。このままでは思うような勝利にならない。


悪魔は契約した一派を様々な面でサポートして、遂に赤き星の国を興した。

更に一派に力を貸して商人の国の半分の勢力を平等を愛する勢力に染め上げた。

悪魔は更に力を高めて気をよくして大戦にもすくなかづ介入してきた。

介入と言っても直接的介入でわなく。様々な場面で商人の国に少しだけ良くなるように傾くように支援してきた。それはお互いがサイコロを振り。運命に身を任せる場面で、相手より良い目がでるようにすることであった。

それでも悪魔は少し首を傾ける。



勝ちは揺るぎない流れですが、思う様な勝利の目が出ないですね。


いくつもの可能性の中から悪魔が望む未来に誘導しようとするのだが、どうやっても好まない選択肢が存在していた。




時同じく商人の国と敵対する東の国の将軍もまた首を捻っていた。

将軍は人を惹きつけるカリスマと広い視野を持って戦争の行末を見極める才能があった。名将と言っても過言でわない。だが、そんな名将の特出した異能の才能は戦争の才能でわなく。勝負師としての賭博師の才があることであった。

将軍としての先を観る能力と仲間を助け奮い立て有利に導き敵を殺める才覚とは全く別の個人の一種超常じみた勘で刹那の出目を読む能力を持っていた。将軍はギャンブルが好きで強かった。

将軍としての才覚と個人の勘の嗅覚が現状に違和感を覚えていた。

例えるなら巧妙に仕掛けられたペテンのように感じられ、足掻けば足掻くほど沈んでいく沼に誘われているようような感覚に囚われていた。

将軍自身、元々この戦争には反対であったし勝利がないのは明白であった。ただし勝利がないから敗北とはならないことも理解していた。

その上でハッタリと勢いで有利な出目を最初に取る案を自分の最大限の力がおよぶ限りで行った。

それは表面的には成功であったが将軍は分かっていた。

大失敗だと。

戦う相手は最終から国でわなく。向こうの自由を愛する商人の国民に働きかける。それが初手から失敗、破壊目的対象も何故かその日に限り存在しなかった。


次の大きな手は相手のスパイに情報を与えて大きな作戦に相手の要を引き出すこと。

それも途中まで成功したが肝心の時に破壊対象の情報が入らず反撃で大きな痛撃を受けた。


将軍は頭の中で過去の流れを様々と情報を精査する

流れがない、ツキがない。

これは仕方がない。

戦いの流れは相手にあるのだから諦めようがつく。

だがしかし、不自然さを感じる。

本来なら勝負を諦めて一旦仕切り直すところだが残念ながら始めた戦争は決着が着くまで辞められない。

だが勝負に出たら、何らかの流れで負けるとわかったいじょう打てる手は、一つ

勝負に出ないこと。

長期戦である。本来国力が劣り石油もない国がとら手段ではないが仕方ない。

この国が戦う相手は自由と正義を愛する国民の国

ならば厭戦気分を出すまで粘り、将軍の国が独裁者の国でわないと宣伝して女王の国に仲裁を頼める状況になるまで我慢する。

血気に逸る軍と国民を抑えるのは大変である。

いつも反対する陸軍も話をつけないといけない。

だが、やるしかない。

将軍は決断した。

動き出した将軍に悪魔は気付いた。


「綺麗に負けないねえ困るね」

選択肢を増やしてくる邪魔な因子に注目する。


悪魔は将軍の動きを読み。

杜撰な組織の動きを強調させた。


君は邪魔だね。さようなら


将軍は歴史の幕から降ろされる。


将軍を失った軍はのちに二度の勝負に出て敗北。

もう負け方を選ぶことすら出来なくなっていく。


流れが決まった中、大きな新型爆弾は二つ大きな都市に落とされた。

大虐殺であった。

誰がみても必要のない大きな三つ目の爆弾を落とされようとしていた。

それを見ていた悪魔は


消去


「僕は公平だからね。調整するよ、なんてね。やりすぎも困るんです。ここで途絶えさせるとはじまらないからね」



大戦の末期

やっと未来が決まった矢先に

商人の国のトップが亡くなった。

それは悪魔によって星の思想を教育したトップであった。

その亡くなり方は呪殺であった。

悪魔の知っている理と違う呪い。


悪魔の思惑は少しだけ、またもやズレていく。

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