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EP.0 夜明け

 BC494年


 現ギリシャ中腹にある国家デルフォイと、東に位置するアテネが平野で激突。


 平野の名から、この戦いは「ウォングラード決戦」呼ばれ、後に伝説になる。


 アテネの指揮官は「ライデン」。平民の出である。叩き上げ、武闘派であり、指揮官でありながら最前線で猛威を 振るった。


 ライデン アレス 獄炎ごくえん 体から炎を放出する。


 対するデルフォイの指揮官は「キュロス」王族の出である。ライデンと違い、少し小高い山から線局を見つめてい た。


 キュロス アレス 豪鱗ごうりん 鱗を操る。


 キュロスの部下 

「キュレス様!中央は敵将、ライデンが猛威を振るっており、やや押され気味ですが、右翼左翼ともに突破濃厚。そのまま挟撃して本体を一網打尽にしましょう!」 


 キュロス 「うむ。我々本体も出るぞ。中央を叩く。」


 中央の戦場では、ライデンが拳を地面に叩きつけ、炎と衝撃波で半径5メートルの兵士は宙を舞った。

兵士同士のぶつかり合い。屍を超えて全身するアテネ軍。その渦中のライデンにある兵士が馬に乗って駆けつけ 

た。


 リオン「将軍。両翼がもう直ぐ突破されます。このまま突撃を続けますか?」


 リオン アレス 毒蛇ヒュドラー 手を蛇に変える。


 ライデン 「リオン! お前が左に入って立て直せ!」


 リオン 「かしこまった。」


リオンが砂塵と共に数十騎の騎兵と共に左翼の方へ駆けていった。

そして、これがライデンとその弟子リオンとの最後の会話となった。


両陣営合わせて、約1万もの大軍は横に前線を広げていたが、ついにライデンがキュロスを視界にとらえるまで前線を押し上げた。だが、代わりに右翼が崩壊。ライデン本体は右から迫り来るデルフォイ兵に横腹を抉られ、隊の形は大きく乱れた。


ライデン 「出て来いキュロス!」


キュロス 「望むところだ。そろそろ締めるぞ。」


キュロスを先頭に錐型の陣で、横撃をくらい勢いが落ちたライデン本体目掛けて突撃。

立ち塞がるライデン本体の精鋭兵士を槍で一突き。ライデンのほんの10メートル手前でキュロスは馬から飛び降りた。両手のこうが鱗で覆われ始める。上半身の鎧が取れて、手、首、顔の順に鱗で覆われる。手の方から30センチほど鱗が伸びており、その先端はまるで刃のように光る。両者睨み合う....そして二人の衝突....

その刹那。青天の霹靂。上空から人影あり。急な衝撃波によって、ライデン、キュロス、両者は後方へ吹き飛ばされた。


キュレス「何者だ。」

キュレスライデン含め後方の兵士達もこの状況に大きく困惑。しかし、ライデンは驚嘆していた。


ライデン 「お、お前は、、まさか、、、カムイ!、」


カムイ 「久しぶりだな。ライデン。」

ライデンとカムイは面識があるようだが、その側近ですら、彼が何者かは分からなかった。


その男。鎧は付けておらず、黒髪長髪にオールバック。手には水色と桃色のオーラのようなものを放っていた。右肩にはアレス特有のアザが見える。この男こそ、本作の主人公。「カムイ」である。


カムイ アレス 煌羅ネメシス 体内からエネルギーを発する。


二国間の戦争に突如として現れた異物。カムイ。彼の目的とは如何に。次章に続く。










こんにちは。フェノロサです。ギリシア世界を研究しており、特に神話に興味を持っています。

当時のギリシアと神話を織り交ぜた話が面白いと思い、かれこれ構想を練っていました。欲を言えば絵が上手い人に漫画にしてほしいです。一応カムイ編の物語の構想は終えており、時間があるときに少しずつ書き出して行きます。

拙い文章ですが、最後までご覧頂きありがとうございました。

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