コウカの一日(誕生日) 3年目
長めです
―月―日
今日は俺の誕生日っ!
のはずだったんだけど
どうして
「どうしてこうなったぁぁぁぁ⁉」
誰もいるはずがない森で一人叫んでいた
数時間前
どた
どたどた
ぎぃ
ほっ、今回は静かに開けてくれた
「お誕生日おめでとうございます!コウカ様」
この人は俺の家庭教師のシーザーリー・スズキだ
おれは先生の『スズキ』という言葉に引っ掛かった
理由は日本に友達(19人)のうちの一人鈴木 小荒(女)という友達がいた
小、中、高、となぜか全部一緒だった
ほかの友達もそうだったな。なんでだ?
『コウカちゃんどうしたの⁉』
『ずずっ…!だいじょうぶ!』
と言う事があった
だからなるべく思い出さないようにしようと心掛けている
まあ、たまに思い出してこっそり泣こう
「どうしましたか?」
「なっなんでもないです!」
シーザーリー先生が不思議そうに聞いてきてびっくりした
「そうでした!今日はコウカ様の誕生日と言う事で特別授業をコウカ様にやってもらおうと思います!」
「は?」
「これを持ってください」
「はい?」
「《転移》」
眩しい
俺が天界に転移した時と似たような魔法陣が俺の足元に浮かんで光った
「《転移》」
先生がもう一回アイテムを使ったと思う
バンっ!
「「コウカ(ちゃん)!!!」」
「お父様⁉お母さMっ…!」
「コウカ!!」
目の前が光って何も見えなくなった
「着きました」
「こっ…ここは?」
「ここは魔の森。魔人国と人種国のさかいめの森です。魔物がたくさんうじゃうじゃいるので国土にはできないんですよね」
「えっとそれで特別授業とは?」
そうだ!そんな魔物がうじゃうじゃいるところに3歳の子供を連れ去るなんて!
「なぁに簡単です。この魔の森を抜けてください!」
「は?」
「これは一週間分の食料と水です」
「ちょっと!」
「それでは頑張ってください。」
「なんでこんなことになったぁぁぁぁ⁉」
やっぱ先生の授業はスパルタだ…
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