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俺とお前と異世界生活  作者: ぶんちょうきんぐ
3/12

3.君の名は?

「御主人様、大丈夫でございますか?」

全裸で眼鏡ポニテのダイナマイトボディな美女がターミ○ーターが転送された時みたいな格好でこちらを心配そうに見ている


「どっから出てきたの!?御主人様ってなに??てか、何で全裸なのぉぉぉぉ??」

なるべく直視しないように女性に問いかけるが、全裸美女は


「御主人様は御主人様です!!具申いたしますと眼鏡を掛けているので全裸ではございません!」キリッ


一切の羞恥心が見られないドヤ顔でそう答える謎の美女


「この際、御主人様呼び問題は後まわしにしても、全裸じゃ目のやり場に困るから!

あと眼鏡は服じゃないから! 顔の一部だからぁぁぁぁ!」


謎の美女は小首を傾げながら、キョトンとした表情をしていたが

何を納得したのか

「御主人様は、全裸靴下派でございましたか・・・」

と申し訳なさそうに視線を逸らした


「違うから!そんな趣味は無いから!!!!!・・・・タブン」


とりあえず隠す所を隠して貰わないと話が進まないので

背嚢の中からポンチョを出して着てもらった

胸がデカイせいか前面が凄いことになっていた、脅威的な胸囲

「なんと言うか、ポンチョがここまでエロくなるなんて・・・」


ポロっと言った独り言を聞いた謎の美女は顔を紅潮させながら

「御主人様のお褒めに預かり、恐悦至極でございます///」

今にも踊りだしそうな雰囲気で喜んでいる

あ、くるくる回って踊りだした

あんまり回ると隠した意味がなくなるんだが・・・



何故か自分が恥ずかしくなってきたのでゴホンを咳をした後

「で、とりあえず名前を教えてほしいな」

と出来るだけ真面目な顔で聞いてみる


すると謎の美女も真面目な顔になり、目の前に跪く、大事な部分が丸見え状態に


「とりあえず、跪くの禁止で!」

間髪入れずに立たせると不服そうな顔で

「御主人様が、そう仰るのなら従うでございます」

そして優雅に目の前に立つと

「私の名前は八千代と申します、戦術特化型AIでございます」

「末永くご寵愛をいただけますように誠心誠意尽くす所存でございます」

ポンチョをドレスの裾のように持って綺麗にお辞儀をする


「・・・何言ってるんだこの人?」

第一印象そのままの感想である


「ですから、私は御主人様の忠実な○奴隷でございます///」

ずぃっと眼の前に興奮を隠しきれない顔が飛び込んでくる


「顔は良いのに頭が可愛そうな人だったか」

面と向かって言いたい放題である


八千代は更に顔を紅潮させて

「そんなっ///顔が良いなんてっ///御主人様の褒め上手///」

またクルクル回りながら踊りだす


「ハァ、話が全然進まん・・・疲れた・・・」

ため息を吐きながらの蟀谷をマッサージする


そんなこんなで気がつくと辺りは日暮れ間際に

まだ周囲は明るいが小一時間もしないうちに辺りは暗くなるだろう


「八千代・・・さん、そろそろ踊るの止めて、暗くなる前に設営したいから手伝ってくれると助かるんだが」

そう言いながら、いそいそと設営準備を始めると


「はい!、ですが、私に「さん」は要りません!八千代とお呼び下さい!もしくはヤッチーと呼んで貰えると

大変嬉しいのでございます!!!」

興奮気味の八千代は目を見開いて嘆願する


「じゃぁ八千代、設営手伝って」

そうお願いするとションボリした顔で肩を落としていた

それほどヤッチーと呼んで欲しかったのだろうか?


ションボリ気味の八千代は、またおかしな事を言い出した

「私などが手伝わなくとも、御主人様の能力で設営などすぐ出来るのでございます!」



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