表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Fuck my life!!  作者: Carry B
PR
13/32

Leaving -出発-

私ユリエ。

30歳、独身。

広告代理店勤務。

趣味、女子旅。

特技、サプライズを考える事。


日に日に暖かくなり、春の足音が聞こえる3月下旬。


私はと言うと、トムの事を考える時間が減り、

よーやく自分の時間を楽しめるようになってきていた。


そう、なってきていたのだ。。。


私、4年ほど、ずーっと好きな男性がいた。


2つ年下、AB型のジュン君。

初めて結婚を考えた人だった。


でもいっぱいすれ違い、時間があいて

気付けば1年に1回しか連絡を取り合わない

織姫・彦星状態になっていた。


そんなジュン君と1年以上連絡をとっていない時。

私は、仕事でジュン君と再会したくて

頑張って夏祭りのイベントキャプテンの座を

ものにした。


このお祭り、西日本一と言われる程、

露店の数が多くて、3日間の来場者はウン十万にと発表されるほどの

大きなお祭りで、もしジュン君がいたとしても、再会できる確率は

本当に少なかった。


心のどこかで諦め、心のどこかで

もぉこの地域に住んでいないんじゃないかと

覚悟はしてた。


1日、2日・・・と、お祭りの終盤に差し掛かっても

やっぱりジュン君には会えなかった。

やっぱりなと思う自分と、縁がなかったと

割り切って前向きに頑張る自分。


そして迎えた最終日。

関係者控室から会場に向かおうとエレベーターを待っていた私。

なんと開いた扉の先頭に、ジュン君がいた。


久々にあったジュン君はすっごく逞しく

すっごくドキドキした。


一目見れただけで十分だった。


そしてお祭りから1週間後。


なんとジュン君から連絡があった。


でもやっぱり私たちは恋人同士に戻れなかった。



それからトムに出逢い、初めてジュン君を忘れられる

恋愛をした。


不思議なもので、トムと生活している間は

ジュン君からの連絡は一切なかった。


そして今、トムと終わり誰とも何もないときに

またしてもジュン君と距離が縮まった。


別れて初めて位、1ヶ月に2回も会って、お話した。


ジュン君といると家族の様で、兄弟の様で、親友の様。

たぶんそれは、お互いが感じている感覚。


ジュン君と一緒にいるとき、

私はいつも思っていた。

“この子がピンチの時、命をかけても守ってやる”って。笑


そぉ、本当に頼りなくて弱弱しいジュン君。笑


でもジュン君の事は、母も姉も知っていて

最近まで“いい加減、ジュン君を忘れてあげないと、ジュン君が可哀相”

とまで言われていた。笑

初めて家族の前で号泣したのは、ジュン君とお別れした時。

広島に嫁いでいぃ?と初めて家族に、結婚発言をしたのはジュン君と

順調だったとき。

人のために夕飯をお弁当に詰めて、2時間も3時間も

ハラペコになりながら帰りを待ってたのもジュン君が初めてだった。


再会する度、よくもまぁ私たち結婚適齢期なのに

独身でいるなぁと寒心する。笑


そんなジュン君と先日、一夜を共にした。笑


って言っても、2人きりじゃなく

ジュン君の先輩と、もう1人と。


当たり前だけど、

2人きりになってもジュン君は何もしてこない。笑


でも久々におて手を繋いで語り合った。


付き合ってた時の事。

離れてからの、互いの恋人の事。

仕事の事。

お互いの性格の事。

そして2人の関係について。


手を繋いだと言ったら、男女の関係と疑われるかもしれないけど

ジュン君とはそんな関係になるはずもなく、

繋いだ手の温かさに、本当に癒された自分がいた。

こんなに人の温もりって、身も心も温めてくれるんやって

気付かされた。


ジュン君は私とトムの事、複雑と言いながら

私の事をすごく気遣ってくれた。


きっとまた、恋愛体質の私は凹んでいるのだろうと

今までにないほどの優しい言葉をかけてくれた。


ジュン君は人前で手を繋ぐ人じゃないから

彼女の時も、数える程しか繋いだことはない。


そのジュン君が繋いでくれて

私はトムとの事を全て聞いてもらった。


ジュン君にも今、彼女がいて

お互いどうして結婚に辿り着かないのって、

最後は笑って終わった2人。


ジュン君とは、互いが結婚しない限り

こんな中途半端な家族ごっこは続いていくのだろう。笑


端から見たらきっと、こんな2人はダメでしょー

と言われるかもしれないけれど

これが私とジュンなんだ。


甘いささやきもなけりゃー、お互いを落とすこともない。

いつまでも刺激し合える、悪い所をよく知り尽くしている

最高の人なんだ。


男友達じゃない、元彼だけど、

この人とは、切れないって感じる事が出来る。


ジュン君は尊敬する程、仕事に熱心で

でも何か頼りない、守ってあげなきゃならない人だけど

彼が結婚決めたら、私は1番にオメデトウをい言いたい人でもある。


こーんなジュン君と再会を果たし、心のトゲトゲがまぁるくなってた矢先のこと。


トムに彼女ができた事、発覚。


もぉ今回の大失恋に免疫がついてきたと思ってた頃に

この大ニュース。


本心を言えば、予想以上にダメージを受けました。


こんな日がいつか来るとは思っていたけど。


まさかこんなすぐにやってくるとは。


もぉ涙も出ない。


立ち止まるタイミングも失ってしまった。。。


もぉ来年までの目標も関係なくなってしまったな。。。


嬉しい反面、やっぱり辛い事も事実。


でも彼女になった女の子は

ずーっとトムが大好きだったことを知っている。


自分を見ている様で、複雑な気持ち。


私がトムといる時も笑顔で話しかけてきてくれる様な

明るい子だから、トムにもきっと優しい木漏れ日の様な場所を

与えてあげれるんだろう。。。


やっぱり女子は、一途な女子は、

やっぱり私はダイスキだ。


最近、コンパや紹介が3日に1回のペースで開催されてる私の周り。


私もそろそろ出発しなきゃ。


春だしね。


トムとのありえない復縁なんてもぉ夢見るのは

お終いにしよう。


春がもぉすぐそこまで。


私もこの足音にきちんと立ち向かおう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ