ハデ魔女探偵★ポプル
すいません。連載なのに短編にしてました…………。
ということでこれが第一部です。ごめんなさい!
帰り道。あたしは真剣に考えていた。
(今日はお魚がいいかなあ。でも紗奈と佑都が嫌がるかなぁ・・・。)
紗奈と佑都というのは、妹と弟のことだ。
(桜はすごく好きだけど・・・。栄養もたくさんだし・・・。うぅーん。)
桜というのは、妹のことだ。
え?下の子が多過ぎるって?そんなことあたしに言われても・・・・。
って!あの子危ないじゃない!!
さっきわたってきた横断歩道。歩行者信号は赤なのにボールを追っかけてわたってきちゃってる!
「危ない!!!!」
キキーーッッ!!
車が急ブレーキをかける音。あの男の子は・・・・?
無事だった。
あたしはその子が助かって、まるで姉弟になりきったみたいにその子を抱きしめた。
「よかったぁーー!」
本当に良かったぁ!この子が助かってくれて・・・。
実はあたしのお母さんとお父さんは、交通事故で死んじゃったんだ。
お父さんが運転してて、お母さんは助手席で、あたしは後ろに乗ってた。
紗奈と佑都は保育園にいて、桜は赤ちゃんだった。あたしも小学一年生で、まだ小さかったの。
「おねえちゃん?どぉしたの?」
小さな男の子にそう言われて、はっ…と我にかえった。
「ご、ごめん…なんでもないよ!あ、ホラ、お母さんがよんでるよ!じゃあね!」
「うんっ!おねえちゃん、ありがとう!」
さっき死ぬか死なないかのところまでいったのにさすが子供。(って自分も子供だけど)何食わぬ顔で母親のほうに走っていくよ……。
(佑都も昔はああだったなぁ………。)
としみじみ思っていると。
「だっさ」
え!?!?
続く………