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第4話「新しい武器と厄介事」

初の戦闘とは言っても細かい描写はしないです、できないです><。。



第4話「新しい武器と厄介事」


店の定休日に、クヨウとレンヤはギルドの依頼でゴブリンの集団の討伐にでていた。

依頼難易度はE、2人にとっては余裕であった。

ラングラン近くの森でドンッ!っという音が何度も響き渡っていた。


「お~、効果は抜群だ!って感じだな」

「ん~?予想以上の威力だったのは間違いじゃないかな?」


クヨウが試していたものとはリボルバー型の銃であった。

しかし、普通の銃とはいくつか違う所がある。まず、弾を撃ってもシリンダーが回転しない、

7発以上連続で撃てる等、普通の銃ではありえないことが起きていた。


「にしても、よく思いついたよな、その機能」

「ん~、こればっかりはひらめきだよね。予想以上に手間がかかったけど、なかなかいい出来だ」


この銃の名前は『スピッドファイア』といい、ヨーゼフとクヨウの合作である。

まず、ヨーゼフが銃全体を作り、魔力を込めると銃身のシリンダーへ魔力がいくように作る。

次にクヨウが魔法具生成能力を使い、魔力でシリンダーを自由に回転できる能力を付加した。

シリンダーには1~6まで番号付けがされており、指定の番号のシリンダーが銃身へセットされる仕組みである。これで銃自体の完成。そして次は薬莢である。

薬莢には籠められた魔力を溜めて、後ろを叩かれると発射する仕組みになっている。そして、薬莢の中に術式を書いておき、魔力を指定の属性へと変換するようになっていた。こうして属性変換付の銃が誕生した。ちなみに銃弾一発の魔力は初級魔法と変わらないくらいで、威力は初級魔法を超えている。

欠点があるとすれば薬莢が小さいので威力がある程度固定される。また、しょせん銃弾なので当たりが小さくピンポイントでしか攻撃できないというところである。


「ゴブリンを一発で倒せるだけの威力があれば十分だよ、やろうと思えば連射もできるしね」

「あとは命中率をあげないとな、クヨウって意外と狙うの下手だろ?」

「そこはご愛嬌ってことでね」


銃の影響もあってか、30匹ほどのゴブリンの集団が壊滅するのも時間の問題であった。



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そして、無事ゴブリンを壊滅させて証拠部位を剥ぎ取り終わったころにそれは起こった。

「はぁはぁはぁ」

「ちっ!逃げ切れねぇぞ!」


傷を負った2人の男がクヨウとレンヤがいる方向へ向かっていた。


「クヨウ!男2人がこっちへ来ている、どうも怪我をしているみたいだが・・・」

「ん~?待って、もう1人いる・・・でっかいのが・・・というかモンスターみたいだなぁ」

「行くぞクヨウ!手当ての準備をしておいてくれ、後ろのでかいのは俺がなんとかする!」

「了解~、無理しないようにね~」


レンヤは2人の後ろから迫っている大型モンスターへ向かい、クヨウは2人へ向かっていった。


「2人とも!こっちへ!傷の手当をするから!」

「逃げろ!後ろからマスターゴブリンがきているんだ!」

「そっちは相方がなんとかしてるから大丈夫、傷をみせて!」

「え?1人じゃ無理だろ!」


その男が焦るのも無理はなかった。「マスターゴブリン」はマジックモンスターだったからだ。モンスターは大別すると3種類いる。モンスター・マジックモンスター・ユニークモンスターに分かれる。元々、動物が瘴気を吸い込み凶暴化したのがモンスターであり、マジックモンスターは更に瘴気を吸い込み特殊な力をつけたモンスターである。そしてマジックモンスターは通常モンスターに比べると遥かに強い。この2人もおそらくハンターであり、ある程度経験があった上での発言だった。


しかし・・・


「お~いレンヤ~、マジックモンスターらしいけど手伝いいるかい?」

「いやいい、ふんっ!むしろタイマンでやりたい相手だよ!よっと!」


レンヤはマスターゴブリンと互角以上に戦っていた。実はヨーゼフに鍛えられて、Aランクハンター並みの実力はもっているのだった。マスターゴブリンはその茶色い巨体を生かして棍棒をひたすら振り落とす、しかし速度は速いものの単調であったためレンヤは簡単に見切っていた。このマスターゴブリンは棍棒を当てたところを粉砕する能力のため、当たらなければどうということはなかった。


「じゃあ、そろそろ終わりにしようか!」


マスターゴブリンが棍棒を振り落とした瞬間に最大速度で回し蹴りを後頭部に叩き込んだ。そして、倒れこんだ隙に膝蹴りを首に入れて骨を折った。しばらくしてマスターゴブリンは動かなくなった。


「なかなか楽しかったな」

「ん~、大分バトルジャンキーになってきたねぇ。僕は闘らないよ?」


クヨウは怪我をしているハンター2人を治療したあと、戦闘を見学していた。先程まで逃げていた2人は唖然としてみていることしかできなかった。その後、4人で街まで帰還し、クヨウとレンヤは換金してもらって店に戻るのであった。


「スピッドファイアはなかなかよさそうだな~」

「そだねぇ~、まぁあまり出番はないけどね。でもまぁ、早めに他の属性の薬莢を完成させよう」


実は薬莢はまだ2種類しか完成していなかった。火と無属性である。最終的には全属性を撃てるようにするつもりである。そんな話をしつつ店のある通りにでると店の前でうろうろしている人がいた。


「ん~、レンヤ?ここままどこかに行かない?すご~くいやな予感がするんだけど・・・あの人って確か、商人ギルドで会った人だったような?」

「でも、放って置く訳にもいかないんじゃないか?まぁ、何やっているのか聞くだけ聞いてみよう」


あまり乗り気じゃないクヨウを他所に、レンヤは店の前にいる不振人物に声をかけるのであった。それが厄介ごとのきっかけになるとも知らずに・・・・


伏線をはったりするのはいいんですが、矛盾しないかどうかが不安になりますよね~。


さて~、今後はどうなることやら~?

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