5話
僕の3歳の誕生日はもったいないくらい盛大に祝ってもらえた。
3歳の誕生日って事で来た時は2歳だったことがわかった。
そしてその日、もうすぐと言ってもあと半年後だが、にどうやら弟か妹ができるようだ。
正直に言ったらとても嬉しい。日本では…まぁいたら可哀想だからいなくてもいいとして、ほんとはとても欲しかった。
そしてついに半年がたった
僕はそれまでに本を読んで初級、中級の火魔法以外の魔法を使えるようにした。火魔法は家でできない…
本を読んで分かったのだが、初級は小攻撃、中級は壁、上級は大攻撃といった感じだった。
それより上の王級、帝級、皇級などの魔法は多分天候に干渉したりする感じっぽい。
そして、天級、神級は…はっきり言って天災である。
特に神級は使えば世界が滅びると言われている。
今現在、世界には、帝級の魔術までは使えるものがいると確認されている。
それとは別に個人によって作られた魔法は特殊魔法と呼ばれ、どこにも分類されないらしい。
特殊魔法ならあちらの世界の知識がある僕は作れるだろうと思った。
ただ、出力を間違えて家が焦げてもこまるので、外に出られるまでは、お預け…
ステータスについての本も見つけた。その本曰く、ステータスではレベルは数字で体力、魔力、筋力、知力、スキル、称号、犯罪がわかるらしい。犯罪をやったことがわかるって言うのはすごい…けど例えばナイフを殺す気で人に刺すとするで、刺された人は死んだふりをするとする。でもステータスを見れば傷害なのか殺人なのかわかってしまうってことだよね…あーんまよろしくないが気してきた…
あとは、僕がどこに住んでいるのかも分かった。どうやらここは辺境の街ガラルという街らしい場所は中央大陸の南部
大陸は中央大陸のほかに魔大陸、極大陸、黒大陸宝大陸の、計五つだ。他には大陸とは言えない島々が多く存在する。
魔大陸に住むのは魔族が多くなんと魔王が住んでいるらしい。この世界の魔王は人間に敵対しているわけではないらしい。だがしかし、人間はそう思わないらしい。人間はなんて愚かなのだろう。歩み寄ろうとするものに対し攻撃し、敵を増やすとても悲しい人の性なのかもしれない。人に対する愚痴はいったん置いておこう。
次に極大陸だが、本と同じ感じだとすると人の住めるところではないだろう。なんせ島の半分はマグマ、この世界でいうメルトに覆われている。残りのもう半分は雪の降りしきる氷の大地である。それもただの氷ではない。あちらの世界風に言うなら万年氷、こちらではエターナルアイスだそうだ。ふさわしい名前だと思う。では中間地点はというと水蒸気が吹き上がり暑いのにかかわらず体を刺すような痛みが襲う危険地帯である。
次に黒大陸。黒大陸は大地の表面そして植物が黒い。さすがに魔物は黒くならないらしいが、元から黒い魔物もいるはずだと思うとどこから攻撃されたかわからず危険ではないかと思う。
最後は宝大陸。ただここは「宝」とは名ばかりの痩せこけ、弱った土地である。かと言って地価を掘っても何も出ない。本当に宝という字の入っている理由がわからない謎の大陸である。名前だけでも良くしたかったのか。どうだったんだろうか、、、
まあ僕のこととかはいいとして妹のことだ、生まれたのは女の子だったので、妹ができた。うん、可愛い。名前はルーナ。ルーナ・ステイトラだ。ついでに僕の名前もアイル・ステイトラだったらしい。
まだ僕が小さいので、妹に何かしないかと両親がめっちゃ見張ってる。とても心外だ。けど...
その通りだった。
本を読んであげようとしたら思ったより重くて落とした。そしたら泣いちゃった。もちろんすぐに見張りが来て妹はあやされ僕は怒られる…そんなことを何度か繰り返した。
読んであげようとしただけなのに…まあしょうがない
そんなこんなで、5歳の誕生日が来る。
この日はのちに『厄災の日』と、呼ばれることになる。