4話
ついに世界を移動します、ので、できれば飽きずに見ていただけると…
「しゃぁて……ろれちゅがまわりゃらい」
さてって言おうとしたら呂律が回らない上に…手が小さい…視界も低い…いや、低すぎんだろ!!
呂律が回らないってことは2.3歳ってことかな、あぁーそこらへん聞いとくんだった!
そんなこと今更言っても変わらないとして誰か来た
女性だ。でも、、僕はこう思ってしまった…
カッコいい、と
彼女の髪は燃えるように鮮やかな赤色をしていた。そして、佇まいも凛として美しかった。
彼女は僕が目を覚ましているのに気づいて寄ってきた。
「ーーー#ーー##ーーー####ー!」何かはしゃいでいる様子はわかるが何を言っているのかがわからない…
つまり、、、どうやら言葉を覚えなければならないらしい。
半年も経つと段々と何を言っているのかがわかってきた。
「す#かりげんきーー#わねぇアイル」相変わらずこの人は僕を見るととても嬉しそうにする。
やはり僕が普通に生活できるのが嬉しいのだろうか…
でも、この人は僕を見ているようで僕でないものを見てるような気がする、いや、してしまう。
元々この体は虚弱だったらしい。あの神様曰く魂が薄弱だったことが原因だと言っていた。
あとは言葉、全然覚わらない誰かが何か言っても聞き取れずに歯抜けになるつまり想像力で全て補わなければならない
正直言ってこの二つの問題が難点で
魔法より断然難しいと思う。
魔法といえばちゃんと約束通り毎日練習している。流石に火の魔法などは強く撃てないが他の魔法なら、窓が近くにあることもあり、練習も相当できた、お陰で最初は1.2度練習しただけで体が動かなくなったが、今では1時間程度の練習ではなんてことはないほどだ。
ちなみに僕は魔法を家族にすら見せていない。
隠れて魔力量を多くしておくのはこの世界がどのような世界なのか計りかねるからだ。魔力量が多くて危険扱いされないかなども心配である。まだそこまで心配しなくてもいいだろう。
あとは父親のことだどうやら父親が黒髪のようだ
まあ、カッコいい黒髪の父親にカッコいい赤髪の母親
カッコいい両親だよ…ほんと、あいつらとは大違いだ…ほんと…
まあこんな昔の話は置いといて、今の両親はとっても優しく本を読んでくれたりするので、相当ありがたい。
もう少しすれば自分でも本を読めるようになって、
使える魔法の種類が増えるかも…そう思うとワクワクした。
そんな中、3ヶ月後、僕の誕生日が来た。