災厄の降臨
読んでくれたら狂ったように喜びます。
試合の次の日。それは突然現れた。
「ボェェェェェェェ!!!」
影の怪物が発見された。古来人類を滅亡直前まで追い詰めた怪物である。形は様々だか、今回の怪物は鯨の怪物だ。もちろんトーナメントは中止になり、革命軍が退治にあたる。俺はただ見ているだけだった。
ふと上を見ると、最強にして俺の憧れ、幻夢の革命シャドーがビルの屋上に立っていた。今までずっとこの怪物退治を見ていたが、シャドーは革命軍が勝てなかった時の最後の切札であり、他の革命軍がやられていくのをただ見ているだけだ。
「さぁ行くぞサンドラァ」
「任せなフレイム」
革命軍の長フレイムと副長のサンドラだ。炎と雷の能力を持つ2人は、間違いなくトップクラスの能力者である。
「ボルケーノファイヤァァァ!!」
「エレクトロスパイ!」
「ボゲェェェエエ工!!!」
「ちっ、なんちゅー図体してんだこいつ!」
フレイムの突進と、サンドラの雷の攻撃は、怪物鯨を貫通した。しかし鯨の傷はみるみるうちに塞がっていった。
「どうやら、1発で決める必要がありそうだ」
「じゃあ俺様の出番だな」
「ああ、任せよう、アポカリプス」
「おい!アホ鯨!」
破壊の革命アポカリプスだ。挑発して、わざと注意を引かせている。
「ホゲェ?ホゲェェェェェエェー!?」
「かかったなぁ?ライトニングクラッッッッシュ!!!」
「ホゲェェェェェエエエエ!!!!!!」
耳を切り裂くほどの轟音で叫びながら鯨の怪物は爆散した。
「いいぞぉーー!革命軍!!」
「さすが俺らのヒーローだぁ!!」
観衆から歓声が湧く。
「ちぇっ。なァんだ。負けないんだァ…」
「クロノス…貴様…」
「あらァ?特になァンにもしてないフレイムじゃァないかァ?」
「貴様!」
フレイムがクロノスの胸倉を掴む。
「まァまぁ落ち着けよ。何もしてないのは事実だろォ?」
「てめえこそそろそろネタが切れてきたんじゃないのか?」
サンドラさんも口を出す。
「ボクがやったわけじゃないのにネタも何もなァい」
「ヨォ?」
胸倉を掴まれていたはずのクロノスはいつの間にかフレイムの背後に立っていた。
「今年もやるんだろォ?あのお遊戯会…ククッ…その時わからせてやるよォ」
「残念ながらあれはお遊戯会じゃない。神聖な武闘会だ」
その武闘会とは今俺が参加している一般のものではなく、国のトップクラスの能力者達が行うものだ。参加条件は一般の武闘会で1回以上優勝すること。クロノスは自分の派閥を世に知らしめるため、フレイム達革命軍が参加するこの大会で優勝を狙ってくると予想されている。
クロノスのは目を爛々と光らせた。
「神聖ィ?まァいいや。その時まで楽しみに待つとするよ。そして知らめよう。ボクの能力…」
「エンシャントを…ね?」
次回は多分トーナメントだと思うます