現れた強敵
クロノスカッコイイね
「おいゴラァ!どこ見て歩いてんだァ?」
「おっと!こりゃすみませんね」
「すみませんねじゃねぇよてめぇ!誰だかわかってんのかぁ?」
やれやれ、この国には低脳しか居ないのか。ヤクザ気取りのチンピラが集団でかかってくる。少しは力を使ってもいいだろ。
「死ね」
「あぁ?」
まずはリーダー格の大男の喉を凍らせる。ほらみろ反応出来てない。殺さない。記憶を消して奴隷として使うのだ。明らかに貧弱な見た目の男は奴隷として使えないのでこめかみに氷の弾丸を撃ち込む。
これを繰り返すだけ。簡単だね。周りの気温がどんどん下がっていくがまぁ問題ないだろう。こうして15個くらいの氷の塊が出来る。奴隷として使うやつらは中でコールドスリープ中だ。俺の研究室に置いておく。気温はマイナス20くらい。これなら溶けないだろ。
さてと、イミターとかいうやつを始末しに行くか。
武闘会開始。予選だ。と言っても雑魚ばっかりだが。予選は4人ずつの乱闘で強者はだいたい魅せプレイをして後続にプレッシャーをかける。アクロバットにいってやろう。体を回転させながら1人に炎1人に水圧攻撃1人に風の魔法を浴びせる。ギャラリーからは
「おーー」
と歓声が挙がる。ウィンドだけはやれやれと言った表情をしているが気にしない。あっという間に試合が終わり、トーナメント出場権を得る。ウィンドの元に戻ると、馬鹿じゃないの?っていう目で死ぬほど見られた。少し辛い。
「やっぱり技に名前とかいるかな?」
「勝手にすれば?」
相変わらずドライだこいつ。
「そんな事より見ときなよ。強いのあんただけじゃ無いんだから」
これ以上反論したらガチ説教が来るので静かに見ておく。俺は1人の選手に目が止まる。流れる攻撃に上手な魔法捌き。少しイケメンなそいつは恐らく強敵だろう。他の選手は突然目の前に出てくると見えるであろうその光る物体になすすべなく倒れていく。勝てるか不安になってきた。
何故なら次の対戦相手がそいつだからだ。
「お前かなり強いな」
「そういうお前…イミターといったか。もかなりの強さだったぞ?」
『さぁ始まりましたトーナメント戦ッ!!第1回戦はイミター選手VSフレイヤ選手だァっ!』
トーナメント第1回戦の始まりの合図が鳴る。
当分トーナメントが続くかな?未定。