主人公、その名もイミター!
まだ戦闘メインではありません。よろしければ読んでください。
現代。革命軍は頻繁に発生する怪物の処理におわれていた。
「おい、シャドーの奴は何処だ?」
「来てはいますよ。ほらあそこ」
ビルの屋上に立つシャドーはこちらの視線に気づくと軽く手を振った。
「まぁいい。あいつが居なくても怪物くらい倒せるだろう。」
フレイムは拳に炎を纏い怪物に突撃。リッチが魔法で後から援護する。そんな革命軍は国の皆の憧れだった。
ここにも革命軍に憧れる少年が1人。この物語の主人公、イミターである。イミターはこの春革命軍が運営する学校に入学する。目的はもちろん革命軍のものに会うため、強いて言うならシャドーに会うためにこの学校に入学した。この学校は入学して早々舞闘大会があり、そこでトップになることで、革命軍とあうことができるのだ。
昔から力と魔術をそつなく出来たイミターは、8人しか存在しない革命軍に9人目として入りたいまでおもっていた。
「さぁ、華麗な勝利を収めてやろう」
「何言ってんの?」
「いや、何でもない」
こいつは幼なじみのウィンド。優しいのか冷たいのかよく分からないよく居る女子だ。
「馬鹿言ってないで入学式行くよ」
入学式では革命軍軍長のフレイムさんから能力の説明があった。力と魔力の種類があること。例外がいるが、人間は片方しか持てないこと。魔力の中にも種類があり、属性は炎、水、風、闇、光、そしてその他の派生だ。
俺は誰にも言ってないが、力も魔力も使え、その中の基本魔術も全て使える。本当に革命軍に入れるのではないかと妄想していた。
帰り道。明日の武闘会の為に早く帰ろうとした時、
「へぇ。君そんなに能力つかえるんだー」
後からなんとも言えない不気味な気配。
「不気味とは酷いなー。君をボクのチームに入れてやろうと思ってたのに」
「誰だ?」
「おっと、これは失礼。僕はクロノスだ」
クロノス。知っている。革命軍の反対に位置する独裁派のリーダーだ。持っている能力は「エンシャント」と呼ばれるらしい。心を読んできたのもその能力か。
「何でおまえの所に行かないといけない?」
「おっと今はわからなくても自分で気づくさ」
クロノスは俺の肩に手を置き静かに言った。
「革命軍の愚かさにね」
不気味なオーラだった。背筋が凍る。明日の武闘会で優勝して革命軍になろう。そしてあいつを倒して敵対勢力を消そう。それが今のイミターの目標だった。
次回も戦闘少なめです。