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異世界帰りの魔王経験者、殺人事件を強引に解決する  作者: 遊野 優矢(ゆうや ゆうや)
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FILE01 女学園バラバラ死体事件-9

「なぜ対象を学園に絞ったの? 外部犯の可能性もあるんじゃない?」


 学園へと向かう車中でミカにプログラムのレクチャーを受けた後、彼女がそんな疑問を口にした。

 警察は外部犯の線でも調べているらしい。

 教師も含めて女性ばかりのこの学園で、あれほど死体をバラバラにできる人間はいないだろうということだ。

 死体をひきずったりしたわけではないが、骨の切断や、肉をそぎ落とすにはかなり力がいる。

 凶器も見つかっていないしな。

 プランダラーの存在を知らない彼らなら、そういった捜査をするのも当然だろう。


「被害者が天ヶ崎と取引をしたことを知っている相手が犯人だ。

 天ヶ崎がそう簡単にセキュリティ関係でミスるとは思えない。

 組織の情報収集能力とミカがいても、気付くのに時間がかかったからな」


「え? えへへ……はっ!?」


 自分の名前が出てテレたのを必死で隠し、仏頂面になるミカだ。

 なんの意地なんだそれは。


「だったら、その情報を得られるのは学内の人間だけだ。

 仲の良い友達、ルームメイト、そして教師。

 そのあたりに絞られるだろうな」


 天ヶ崎の関係者という線も考えたが、彼以外に情報を持っている人物が仮にいたとしても、柳を殺す動機が思い当たらない。


「なるほど、さすがね。

 あっと、お望みのデータが届いたわよ」


「ありがとう」


 俺はミカにもらったデータを高速で眺めていく。


「よし、こいつらを呼び出してくれ」


「へ? もう見終わったの?

 ファイルを開いて、スクロールしただけでしょ?」


「高速視認と高速思考を使った。

 かなり魔力と糖分を使うし、脳への負担もでかいから長くは持たないんだが、これくらいならな」


「すご……もういちいち驚いてらんないけど、やっぱり驚かされるわ」


 そう言いつつも、ミカはスマホで速やかに組織へと連絡をとってくれた。


「これで学園に着く頃には、希望のメンバーが揃っているはずよ」


「よし。それじゃあ推理ショーの始まりだな」


 一回やってみたかったんだよな。推理ショー。


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