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第20話 食事会2

第14話が2個投稿されしまっており、ご指摘をいただき修正をいたしました。

現在も注意して行っておりますが、今後は一層注意していきたいと思っています。

それでも、ミス、誤字等がかなりあると思いますので今後もご指導ご報告をしていただけると幸いです。(8月30日修正)


今回で本編20話目です!

ブックマーク登録をしていただいた方、感想をいただいた方、評価をしていただいた方、この作品を読んでいただいている方々、本当にありがとうございます!





これからも引き続きよろしくお願いします。


 「俺はあなた達とは一緒には行けません。俺はこの三日間で海に出ていろなところを自由にのんびり行ってみたいなって思うようになって…俺を思ってやってくれたことだってのは分かっているんですけどすみません。俺はしばらく一人でやっていきます!」 


俺は、いけない理由をみんなに聞こえるように大声で言い切った。

 みんなは目が点になっていてる。ほぼ最弱のプレイヤーが少なくとも一定以上の戦力を持つPT入りを拒否した理由がよくわからないが海に出たいからと言う理由。そもそもプレイヤーが海に出ることができるのかもみんなは分かっていないし俺も試してみるまでは確証を持ってできるとは言えないが、当面は海に出ることを目標にゲームらしく自由にプレイすることを俺は宣言した。


「海?このゲームでは海に出ることができるのかい?」


「分かりません」


もっともらしい疑問をらしい疑問をキースが口にする。俺は正直にわからないと言い切ると続けて、


「ただ、この世界に海賊と言う存在がいるなら俺はプレイヤーも海に出ることは可能だと思うんだ。

それでなくても6つの大陸は海で隔てられてるわけですから可能性は高いと思う!」


「ふむ…」


俺がここまで言い切ったことでキースも静かに何かを考えるようにして黙り込む。


全員に俺の意志の固さだけは伝わったらしく、誰も異議を唱えるプレイヤーは現れなかった。


すると、


「なら、俺も一緒に連れて行ってくれ」


リュウが声を上げる。正直、戦闘能力という面で見ればリュウの加入は嬉しい。だが…


「いや、ここは一人でやりたいと思っているんだ」


 俺はあえてリュウの提案を断る。一緒に行くと言ってくれたリュウの表情が今まで見たことがないほど迷いと悲しいような感情で形容しがたい顔になっていたからだ。

リュウにとって現実からの友達…いや、親友である俺をほっておけないと思う反面、この世界で一緒にプレイしてきたサクラさんPTと別れることにも悩んでいるのだろう。ここでリュウが俺を選んでくれたことは有り難いが俺のこれからやろうとしていることはゲームの攻略には全く関係ないし、俺の思っているほど楽じゃないかもしれないし、むしろ大変なことのほうがむしろ多いと思う。それに、リュウはこのPTの中でも必要なメンバーとして考えれていたのだろう。先ほどのリュウの発言の後、サクラさんやキースの顔がやっぱりか、と言う表情をして、残念そうな顔をしていた。


「なんでだよ?!」


断られると思ってなかった、リュウが立ち上がり興奮したようにこちらに向かって来ようとするが俺は冷静に先ほど考えたように、これから俺がやることの不透明さを説明する。


「だったらそんなのやめて俺達と一緒に来ればいいじゃないか」


リュウは諦めないといったように食い下がってくるが俺も意志は固い。


「不謹慎かもしれないし、本気でクリアを目指して早くもとの世界に戻りたいと思っている人には申し訳ないのは分かっているんだけど、俺はこのゲームを楽しみたいと思ってるんだ」


俺のこの一言に全員が息を飲む。


「…そんな発想があるなんてね」


サクラさんが諦めたようにつぶやく。


「分かったわ、私たちのPTへの勧誘は諦めるは、ただし…」
















こうして、俺はPTへの勧誘を断ることになったのだが…


「はっ!」

「ふんっ!」


目の前ではキースとリュウが巨大な芋虫めがけてそれぞれ槍と剣で攻撃していた。

俺は今、青空の下、南の大平原を抜けたエリアにある南の大森林と呼ばれるエリアに来ていた。


「【シャイン】っ!」


二人の攻撃を受けてひるんだ巨大な芋虫をすかさずにワンドを持ったケイが光魔法の技能【シャイン】を発動させてとどめを刺す。

巨大な芋虫がとどめを刺されて動きを止めたところで俺は芋虫から剥ぎ取りを始める。


俺は、海に出るための準備と素材集めを兼ねてリュウ、キース、ケイと4人でPTを組んでいる。

 

それは、昨夜サクラさんが提案してきた条件が原因だった。

これからも引き続きよろしくお願いします。

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