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VRMMOで生産職を目指したけどログアウト不可でした  作者: 杜撰
1章~始まりの町 漁港シフリート~
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第18話 帰還

今回で第1章終了です。

皆さんここまで読んでいただき有難うございます。ブックマーク登録をしていただいた方、感想を送っていただいた方々本当にありがとうございました!!

これからも頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。

 俺は、念のためにとメールをしておいたリュウから『今から向かうからそこで待ってろ。』と、メールが来たため、教会でリュウの合流を待っていたのだが…


「やあ!君がカイゲンか、初めまして!」


どういうことか、金髪に青い目をしたイケメンプレイヤーが俺に手を差し出しているという事態に発展していた。

  

 なんでも俺がいない間にリュウが一緒にPTを組んでいたプレイヤーたちだそうで1日目の俺が死に戻りした際にも俺のことを探していてくれていたプレイヤーたちのようで、目の前のイケメンとは別に、イケメンの横に並んでいる熊のような黒髪黒目の大男、一歩引いた位置で俺のことを観察している白髪黒目の優しそうな顔をした男性プレイヤー。その後ろにいるリュウの後ろにもじもじと恥ずかしそうにしているフードで顔が全く見えない性別不明のプレイヤーが一人。そのプレイヤーを引っ張てあいさつに来させようとでもしているのようオレンジの髪をした活発そうな少女と、それをなだめる黒髪黒目の長身スレンダーのお姉さんのリュウを含めた7人にお出迎えされた。


 まず俺はこのイケメンがこのグループのリーダーだろうとあたりを付け、ここは俺を探したりリュウを手伝ってもらったことから印象の良いこのプレイヤー達とは仲よくしよう。と考え、差し出された手を握り返す。まあ、それでなくても彼らに恨みなどないのだからこちらから態度を悪くされるようなことをする必要は無いわけだが。


「あぁ、俺がカイゲンだ、よろしく君がリーダーかい?」


この世界に来てから俺も随分と思慮深くなったもんだ、とおもいながら挨拶を交わす。


「僕はキース、彼らとPTを組んではいるけどこのPTのリーダーは僕じゃなくて彼女だよ」


そう言って後ろに控えているプレイヤーのうち黒髪黒目の長身スレンダーのお姉さんを指さす。


「まあ、みんな間違えるからきにすることはないよ」


そう言いながら、キースは俺の目の前の場所を空ける。するとそこに例の黒髪のお姉さんが歩み寄って来た。


「私がこのPTのリーダーを務めているサクラだ、恥ずかしながら本名をネームに設定してしまってな。

サクラという名前とは全くイメージが違うだろうが、まあよろしく頼む」


確かにサクラと言う名前を聞くともっと柔らかいイメージが個人の主観では浮かぶが、それは個人の主観であり凛としたかっこいいお姉さんと言っのような雰囲気を出す彼女に似合わない名前ではないのだが…

そういったジョークを言うような人にも見えないしおそらくはコンプレックスのようなものなのだろう、なるべく名前のことは話題に出さないようにしようなんて思っていると


「これは彼女なりのジョークなんだよ、みんな最初は気が付かないけどね」


と、キースが耳打ちしてくれた。







その後、俺は他の全員のプレイヤーと自己紹介を交わした。

白髪の男性プレイヤーはヒョウ。彼は見た目通り優しそうな優男という言葉がぴったり当てはまる好青年。熊のような大男はアレックス、豪快な性格でガッハッハッハと笑う気の良いおじさんといった感じ。

フードのプレイヤーはケイという名前らしくかなり小さな細い声で聞き取れないほどの声だったし、最後まで性別が分からなかった。そしてオレンジ色の髪のプレイヤーはシャリーと言い見た目通り元気いっぱいの女の子だった。

どうやらサクラさんは弓、キースは槍、ヒョウとケイは魔法使い、アレックスは大盾、シャリーがナックルを使うらしい。やや火力不足感のあるPTに丁度良くリュウが収まった感じらしい。





そして、最後に控えていたのがリュウだった。


「おかえりカイゲン」


一応、ここに来た時に、サクラさんたちの説明をするために話はしたが、まだ俺はこの言葉をリュウから聞いていなかった。


「ただいま、リュウ心配かけて悪かったな」


俺はこうして、ようやく三日ぶりの帰還を果たしたのだった。

今後ともよろしくお願いします。


PTメンバーについて、6人制から7人制に変更しました。

ご指摘をいただいて自分でも恥ずかしいことながら、単純に数え間違えるという、初歩的なミスをしていました。

このようなミスが他にも多々あると思いますが、ご指摘いただけるとありがたいです。(9月1日修正

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