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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

例えば、こんな…

例えばこんな、終わり方。

作者: 朝霧 シャオ

初めて投稿します。初心者丸出しでお目汚しになるかもしれませんが、よろしければ読んでいってください。

何番煎じのVRMMO風小説です。

本当に勢いだけで書いたので矛盾があるかも?




あつい…



空気が… 身体が… 心が…



・・・アツい。




周囲には闘いの跡。

大地は抉れ、大気は湿気を帯び、戦闘を開始する前にはたしかに存在していた筈の岩があった場所には何も残っていない。





そこに存在しているのは、満身創痍な自分と従魔達。




   そして―――




瀕死の”帝龍”のみ。






***






ベータテストとはいえ、それでも”異例”とされる長期にわたるデータ収集。そして、それに伴う攻略。

自身でテイムした従魔達との旅。





目を伏せ、これまでの旅を振り返る。

楽しかった。

でも、それも……”今日”で終わる。






心残りがあるとするなら、、、


「…お前を仲間にしたかった。」


…イグニス。と口にのせる。その名は、”炎の帝龍”である目の前のドラゴンに名付ける予定だった名前。





前を見据え、

       ―――瞠目した。





終わりが近いとはいえ、戦いの真っ只中。

にも拘らず、俺は”それ”に目をむけた。



そこにあったのは、従魔達に名付けるたびにあった”それ”

嬉しそうに目を細める”帝龍”の顔がそこにはあった。







ーーー刹那

一際大きな咆哮が辺りを包んだ。

それは、まるで誇らしい、と言っているかの様に彼方まで響いていく。


周囲にあった熱気が炎になり、帝龍の口元に集まり始める。

それを見止め、最後の戦いへと駆け出した。



***


  ――――――Congratulations on your win !!


勝った。

けれど、俺の顔には悔しさが滲んでいるのを自覚する。


「何故?!!」


最後の一撃。その苦し紛れの攻撃は目測を誤り、あいつに届かない”筈だった”。

そう、”筈だった”んだ。

けれどその瞬間、”何故か”一歩踏み出して当たりに来た。



 あたかも攻撃を受け入れるかのように。



    ―― ピピピッ!ピピピッ!


4時間前、戦いに臨む前に設定していたアラームが鳴る。これはベータテスト終了まで残り10分で鳴るように設定していた。実に3時間以上も戦闘をしていたようだ。

最後まで残っていた従魔は、最後のチャンスを作り死に戻ってしまったので周りには消えかけている帝龍のみ。少しだけ寂しいが、此処でインフォを確認するとしよう。




「・・っ!!」


スクロールしていた指が止まり、息も止まる。

発見した一文に、悔しさや哀しさが吹き飛び、嬉しさで思わず泣きそうになりながら、もう消えてしまった帝龍へ目線を向ける。


「…俺は、またこの世界に戻ってくる。その時には、お前と・・お前達と一緒に旅をしよう。」


最後に、テスト終了に伴う強制ログアウトへのカウントダウンを横目に見ながら、もう一度その一文に目を移す。


そこには・・・


”称号『炎帝龍イグニスの友』を取得しました”



何時もは読み専門ですが、読んでいるうちに書きたくなってしまって、勢いだけで書いてしまいました。

名前が極端に出てこないのは仕様です←


気が進めば他の視点でも書いていきたいと思います。



とりあえず、イグニスの名付けの由来をば


「”それ”は、例え闇の中だったとしても”人々”の通るべき道を照らす。そんな


  "イグニス"」


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